ヤマハピアノ教室のロビーにて

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この日は長男が、レッスンで過去最高の反抗を見せた。まず、ビルの1階でエレベーターのボタンを押さない。私が押したらキレる。ヤマハの階について受付している間に消える。探したらエレベーターホールの柱の陰に座り込んでいる。受付のお姉さんも来て「一緒に行こうよ?」と説得するも、首一つ動かさず。「じゃあ、レッスン聞いているだけでいいから、行こうよ?なんのために来たの?」などとなだめすかし、教室にやっと入るも、すぐ出て行く。廊下で再度、受付のお姉さんが来て説得してもダメ。ようやく抱っこして教室に入ったが、椅子からだらーんと私のひざに頭を載せ、先生に話しかけられても無視。最後、かろうじて、宿題曲の発表だけはお化けのような脱力感を漂わせながら弾き切ったものの・・・

こんな史上最悪、疲労困憊のレッスンが終わってから、ロビーのはじっこの、日の当たる眺めのいい席に二人で座って、「グレード」という、ヤマハがやっているテストの申し込み用紙を書きながら、なんだか切ない気持ちになった。

あーいったいな〜にやってるのかなぁ〜

グレードってなんやねん?

5歳児が登校拒否みたいな症状を起こしているのに無理やりレッスン受けさせる必要あったのかどうか?

あそこまで嫌がってたんだから、帰ればよかったのでは?

しかしここで「いいよ、帰ろう」と言ってしまったら、「頑張らなくてもいい」って思うんじゃないか?

まあこのグループレッスンも3月までだし、グレード受けるってことが、本人の達成感にもつながるかもしれないよね?

でも単に、嫌な思いするだけかも?

ついでに歌の発表会もあるけど本人はやりたくないって言っている。だったら「うちは出ません」でいいんじゃないか?

でもそれでもやっぱり舞台で歌ったら、いい気分で、「頑張った」っていういい体験になるかもしれないし、とりあえず頑張るか?

よくわからないことだらけだけど、次の日、海辺の広い公園に連れていってラジコンやって、コンビニでご飯食べて、偶然会った保育園の友達と遊んで家帰ったら、家にいた夫に「めっちゃ楽しかった!」って言ってたのでほっとしました。