我が家のバレンタインデー

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私の夫は、バレンタインデーなどをまったく気にしないタイプだと思われます。こう言うと「興味ない顔して、本当は欲しいんじゃないのぉ?」とか言う人がいますけど、違うと思うんですよ。本当に、興味なさそうなんです。これで本当は興味あったとしたら、それはもう、私に、男性の気持ちを察する力がないということになるのでしょう。

結婚する前は、彼氏という存在でしたし、「一応、バレンタインデーだから」と、わざわざ好物のプリンをネットで注文して、14日に届くようにしてみたり、服をプレゼントしてみたり。しかし、あまり嬉しそうでもないし、私もなんだか居心地が悪い。結婚してからは、何もしなくていいかな〜とも思いつつ、でもついつい高いチョコレートを買ってみたり。しかし、気分が乗らない。夫もたいして嬉しそうでない。ついに、今年は、バレンタインデーをまるっきり無視してみました。

しっくりくる・・・

本人がさみしそうな様子はまったくなし。私も申し訳ない気持ちにならない。結婚8年目にして、ようやく、私たち夫婦の在り方を見つけられた感じがしました。バレンタインデーは無視。これでいいのだ。

しかし、夫は女性の多い部署にいるので、職場ではチョコレートをたくさんもらって帰ってきます。それが私の毎年の楽しみ。チョコレートの代わりに、きれいな瓶に入ったバジル風味のオリーブオイルを選んでいたり、いちじくのチョコレートだったり、おしゃれなかりんとうだったりして、「さすがSさん、センスいいな〜」とか「これ、ネットで注文したのかな?すごい美味しい」などと、私が勝手に開けて、勝手にいただいて楽しませてもらっています。メッセージがついているものも多く、「きめ細やかだな〜」と感心したり、一応、ラブレターでないことを確認してみたり。

ホワイトデーのお返しも、私が「みなさんが喜ぶようなセンスのよいものを!」と真剣に選んだりするので、結果的に、夫の職場の女性と私とのプレゼント交換のようになっている。

長男が、夫がもらってきた箱入りチョコレートを開けて「わあ〜、たかちゃんもこういう高いチョコレート欲しい!」と目を輝かせていたので、長男には買ってきてあげたくなり、2月17日という中途半端な、ショーケースの手頃な箱入りチョコレートに「品切れ中」とかバンバン書いてある時期に、駅ビルで500円ぐらいの箱入りチョコを買って帰りました。夕食時、「今日、高いチョコ買ってきてあげたよ〜!」と長男に言うと、保育園の帰りにお父さんと寄ったセブンイレブンで買ったグミを食べるから、「明日、食べてあげるよ」と言う。え? あげるよ????結局、「見せて」とも言われず、買った箱入りチョコはカバンに入ったまま、次の日まで放っておかれました。

どうにもこうにも、歯車が噛み合わない、我が家のバレンタインデーです。