(画像はかもめブックスのウェブサイトから拝借)
新谷麻佐子×内山さつきの2人展
Vägen hem
トーベ・ヤンソンの夏の記憶を追いかけて
2016年5月17日(火)~ 2016年5月29日(日)
※最終日は18:00まで
http://kamomebooks.jp/gallery/1190.html
お友達のイラストレーター新谷麻佐子チャンの、久々の東京での個展があるというので、行ってきました神楽坂!いやあ、行ってよかった。すんごい、気分が上がりました。
テーマは「トーベ・ヤンソンの夏の記憶を追いかけて」。一緒に個展をやられている内山さつきさんというライターさんが、また素敵なの。初めてお会いしたんだけど、髪が長くて、物語を感じさせるような人。
去年、わたしたちが家族旅行でフィンランドに行った時、たまたま新谷さんもフィンランドに来ているのを知って、「ヘルシンキでお茶しよう」とfacebookでメッセージ送ったら「残念、今、僻地に向かって移動しているから」ってお返事が来て、会えなかったんだけど、その「へき地」がここだったのね。トーベ・ヤンソンが、パートナーの女性と夏を過ごした島、「クルーヴ・ハル」。
なんとお二人は、この島のトーベが実際に住んでいた小屋(ちなみに電気水道なし)に1週間滞在したのだそう。ここを管理しているのが島からほど近い、トーベが愛した村の人々で、その村に申請をして、許可をされた人だけが泊まれるそうなんだけど、熱意が認められたんだなぁって思いました。
展示は、新谷さんのやさしいイラストと、内山さんの写真&文章が組み合わさっていて、これがまた、いいんだなぁ。内山さんがおっしゃっていたんだけれど「写真と文章だけだとちょっとかたい雰囲気になるところを、イラストがやわらかくしてくれて、一緒にやってよかった」と。本当そうだなと思いました。
お二人とも、編集者でもあるからか、雑誌の面白い特集のような展示で、こじんまりしているのに見応えがありました。あとから気づいたんだけど、トーベ・ヤンソンがテーマなのに、ムーミンキャラクターがひとつもなかったの。渋いわ〜。
5月29日の日曜日までやっているので、フィンランド好き、トーベ・ヤンソン好きはぜひ行ってみてください。会場の本屋さん「かもめブックス」もとてもおしゃれ。校閲専門の会社が、書店が減っていく世の中に危機感を抱いて作ったのだそうで、校正検定4級の私はそこにも惹かれました。校閲の仕事ください。カフェもあるよ。
わたくしどもの、トーベの取材でもなんでもない、ただのフィンランド家族旅行の記録もよかったらごらんくださいまし。これらの記事は、時々「フィンランド 子連れ」というキーワードで検索されているので、フィンランド子連れ旅行を考えている人の役に立っているのかしら。実際、ヘルシンキは子連れ旅行、おすすめです。成田から9時間だし、公園多いし、親切だし、人少ないしね。
フィンランド子連れ旅行記(3日目までで終わってますが、4日目、5日目、はそのうちアップしたい所存・・)