
「みんな〜、ビーカーなどは片手で持つと落としてしまうので、必ず両手で持つように〜!」
理科の実験の授業で、先生が6年生のみんなに注意しました。そのとき、先生が片手で持ったビーカーを落っことし、ガチャーン、バリバリバリ!!!
先生:「いいかー、これぞ『反面教師』だ〜。先生はみんなに悪い例を見せたんだぞ〜」
小学6年の長男がこのエピソードを教えてくれたのですが、私、大感動。まさにこれぞ、言葉通り、正真正銘の「反面教師」じゃない? 「すごいねそれ! 教師による、ホンモノの『反面教師』じゃん!」と盛り上がる私の感動が長男に伝わったかどうかはわかりませんが。
長男の小学校では、理科の授業は担任を持っていない教務主任とか非常勤などの先生が担当してくれることが多いのですが、去年も今年も割とやんちゃな授業が繰り広げられているらしく、長男は結構楽しそう。先生も、担任を持っていない気楽さで、のびのび授業ができたりするのかなと思ったりする。
とはいえ先生は親と話す時はすごーく真面目な顔をしているから、「ふーん、この先生がね……」って心の中でニヤニヤしちゃう。
思い返せば私も中学高校時代、非常勤の先生の、どこか他人事みたいな脱力感だったり、家から抜け出してきた奥様みたいな雰囲気だったりに、心が緩んでホッとできる感じがしてたなぁ。