共働きと子供の病気

150530_phonecall職場で受ける電話で一番怖いのは、なにを差し置いても「保育園」からの電話です。100パーセント、出る前からわかっていることは、「悪い知らせ」であります。まちがっても「たかちゃん、逆上がりできました〜、おめでとうございます!」なんて展開はない。

発熱か? 怪我か? 嘔吐か? 明日は出社できるか? どう乗り切るか? 恐ろしくて、電話に出る手が震えます。ブルブルブルブルッ。ミーティング中などで、だれかが「みっちゃんさん、保育園からお電話です」と呼びに来てくれることもあります。そんなとき、電話を取り次いでくれたお礼をするまえに「きた〜!!!!」と叫んで超絶いやな顔をしてしまい、あとでいつも反省します。本当にすみません。

しかし、子育てしながらお仕事歴6年ともなれば、それなりに対処方法も見出しています。保育園から「お迎えにきてください」コールがきたときの、わたしの手順は以下のとおり。ポイントは「ああ〜!」とか「嗚呼あああ〜〜〜!」とか、無駄に悲嘆にくれず、手順にのっとって淡々と行うことであります。

(1)病児保育園に電話する。翌日の空きがあれば即刻予約。翌日の空きがなければキャンセル待ち予約。

(2)夫に状況をメールし、休める日がないか聞く

(3)母に状況をメールし、来られる日がないか聞く

(4)かかえている仕事を整理。「後回しにするもの」「だれかに頼むもの」「持ち帰ってやるもの」等。

(5)謝りながら早退(._.)

子供が病気になったときのわたしの持ち駒は3つ。病児保育園、夫、母。

最高のパターンは、翌日の病児保育園が空いていて、翌日の午前半休で済む場合。

最悪のパターンは、病児保育がいっぱいで、夫が休めず、母も来られず、病気が治るまで数日にわたり自分が休む場合。

でも、たいていは、病児保育園が1日で空きが出たり、母が1日は来てくれたりで、自分は1日か1日半くらいの休みでなんとかなることが多い。

人によっては、病児保育園もないし、旦那さんも忙しいし、お母さんも頼れない、ということもあると思うので、恵まれているといわれればその通りなのですが、どんな状況であれ、

子供が病気になったときの自分の手順をあらかじめ決めておくとよい

ということは、言えるかもしれないな。

子供は必ず定期的に体調を崩す。そのたびに、あーどうしよう!なんで忙しいときに!わたしだけ休むのは不公平!とか乱れていると、心が持たないので。

使えるサービスは使い、助けてくれる人は頼り、できるだけ多く持ち駒を用意しておく。手順も決めておく。それでも都合がつかなかったならもう、あきらめがつく気がするのです。仕方ない、これが子育てだ。

打つべき手は打った、と思って休むと、子供との貴重な時間を持ててかえってよかった、などと広い心を持てる気もするし。

保育園からの呼び出しコールにブルブルしている方は、子供の病気にそなえて「持ち駒増やす」プラス「手順決めておく」を、よかったらお試しください。

まあ、それやってても、結局、毎回大騒ぎしちゃっているのだが・・・。