ランドセル・フィーバー!

150718_randoseruきっかけは、7月某日、保育園のママ友のFacebookへの投稿だった。

「ランドセルを見に来たら、すごい行列・・・」

投稿された写真を見ると、銀座の小綺麗なストリートに、子供と親が入り乱れた長い長い行列。

「どういうこと?・・・」

確かに長男は来年の4月に小学生になるので、ランドセルは買う必要があるだろう。でもなぜ、なぜこの7月にいきなり、長い行列?

聞いてみれば、ランドセルメーカーは毎年6月に新作発表をするので、知っている人たちはそれを待ち受けて、発表されるやいなや店舗に見に行って、人気モデルが売り切れになる前に注文するのだそうだ。こじんまりしたお店は入場制限をしているのだという。

そんな話を聞いていたらすっかり気分が舞い上がってしまい、2〜3日のうちに、ランドセルメーカーにやたら詳しくなってしまった。鞄工房山本。土屋鞄。中村鞄。黒川鞄。

舞い上がったついでに、売り切れを恐れるあまり注文までしてしまったため、私のランドセル・フィーバーははじまって1週間で幕を閉じた。3年前、ランドセル選びで悩むママ達の会話を電車で小耳にはさみ「ふん」と思った自分が3年後、だれよりも焦っているというこの情けなさ。まだフィーバー渦中の方、よきランドセルを入手できますことを心よりお祈りいたします。

ちなみに注文したのは「黒川鞄」の、一番シンプルかつ一番お手頃なもの。職場のママ友から「富山のブランド」と聞いて、「うむ、我が家はもう”黒川鞄”でいくしかないな」と。富山の鞄工房だから、「吹雪の中を通学することを想定しており、雪にも雨にも強い!」というのがうたい文句で、この温暖な川崎でそれがどれだけ役立つかは不明だが、写真を見てピンと来たので、現物を見ることもなくネットで注文してしまいました。

いやはや。世の中にはまか不思議な世界がいろいろとあるものですな。

*2017年追記
子どもは現在2年生。黒川鞄の「シボ牛革ベーシック黒」はかなり乱暴に扱われていますが傷がつくこともなく丈夫です。ただ、買ってから思ったのは「本革は、重い!」教科書入れて、夏は水筒なんかも入れて、ずっしり。華奢な子なら辛いかもなぁ。と、思いました。ランドセル熱が冷めてみたら、ヨーカドーにあるような、軽い素材の革じゃないのでもよかったかも、なんて。重さはけっこう重要な要素でした。参考になれば幸いです。