階段のほうから、か細い声が聞こえてくる。
「たすけてぇ〜・・・」
「おちちゃったぁ〜・・・」
見に行ってみると、階段の真ん中で、しなっと倒れたままこちらに流し目を送ってくる次男の姿がありました。明らかに、無傷、痛くもかゆくもなさそう。しかし。
「なぐさめのプレイ」をここまでお膳立てされると、こちらもそこに乗っかって突き進むしかない。
私:「かわいそぉ〜ころんじゃったの?痛かったでしょぉおおお?」
次男:「うん、ころんじゃったのぉ〜、痛かったぁ〜」
またあるときは、唐突に子猫プレイ。
朝、保育園で支度をしていると「ニャァン、ニャァ〜ン♪」といいながら、私のスカートに顔をうずめる。夜、家でくつろいでいると「ニャーン」「ニャァ〜ン」といってまとわりついてくる。
子猫のような態度で甘える人、はいるとしても、子猫のような態度に「ニャーン♪」「ニャァン♪」っていう鳴きマネつきで甘える人、は珍しいのでは・・・
なにかと小技を繰り出してくる、「小技のデパート」ハルです。