小1男子のテスト回答

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私は、演劇なんて学校行事で観に行った「アンネの日記」ぐらいしか知らない地方の高校生でした。それが、大学に入って、付き合いで観た友達の小劇団の舞台に「クラクラ〜」っとしてしまい、それから2年間ほどその劇団の「制作」というマネージャーと雑用係みたいなことをやっていました。そのとき、演劇の世界をいろいろ教えてくれた制作仲間であり役者でもあった友達が、いまではお互い、男子二人の母。たまに、池袋や青山や三茶でお芝居を観てはちょっとお茶して、男子の意味不明さを分かち合っています。

彼女のほうが母として先輩なので、すでに上の子は小学生。彼のテストの回答が、とてもいい。「笹の葉」「獅子舞」なんてことばを選んでくる小学生らしからぬ風流さ、口に出して読んだときの軽快なリズム、そして全体に漂う脱力感。

「さ、ではじまることばを書きましょう」というごくごくシンプルな出題に対して、ムダにハイクオリティーなこの回答。これぞ粋ですな。男子はなにかとムダが多いのです。それがよさなのです。たぶん。