もうすぐ3歳の次男は、「はみがきしようか」というと必ず「やだ、はみがきしない」と言う。そこで私が、「歯がとけて、どろどろになって、お菓子もなーんにも食べられなくなっちゃうよ」とお決まりの脅し文句を並べていると、長男がやってきて加勢する。「そうだよ。ミルクしか飲めなくなっちゃうよ。しかも、もうミルクおいしくないからね」。
「しかも、もうミルクおいしくないからね」
長男は「赤ちゃんのころにハルが喜んでごくごく飲んでいた赤ちゃん用のミルクだが、それを飲んだとしても、もうすぐ3歳となったいまではおいしく感じなくなっているんだよ」という指摘をしているのだ。
次男に伝わったかどうかは疑問だが、なかなかの説得力だ。