
2月にハムスターが寿命を全うし、なんとなく、次のハムスターをお迎えする気にならないなぁと思っていたとき、ふと小鳥はどうだろうと思いついた。仕事仲間が”コザクラインコ”を飼っていて、すごくなつくという話に興味があったこともあり(鳥って人間になつくの?!)。
「”コザクラインコ”とかそういうの」というざっくりしたイメージを持って、長男と一緒に大型ショッピングセンターのペットコーナーに行ってびっくり仰天。小鳥のお値段、2万円超え……
命に高いとかいうのもなんだけど、とりあえず退散。そして数日後、ふと、家の近くに「小鳥店」があったことを思い出した。昔ながらの小さな商店で、お店の前にインコやらなにやらの小鳥のかごがいっぱい。こわごわ覗いてみたら、おばあさんが一人。勇気を出して引き戸を開けて入ってみたら、これがすごい老舗の名店だった。
予備知識ゼロの私、
私「えーと・・・あの、小鳥を飼おうかと思うんですけど」
おばあちゃん「どんなインコがいいの?」
私「えーと、ここにいるのは全部『インコ』なんですか?」
おばあちゃん「・・・」
なんかちょっと噛み合わないやりとりを経て、このお店には何種類かのインコがいて、インコじゃない鳥(文鳥とか)もいるってことがわかった。
おばあさん曰く、
・コロナで小鳥の人気が高まり、ペットショップには今、小鳥があまりいない(しかしこの小鳥店は老舗なので、ブリーダーからわけてもらえる)
・人気に伴って小鳥の値段は高騰中。特にコザクラインコは高級。色によって値段がかなり違って、深い青がとても人気で通常、2万円超え(しかしこの店では1万円代)
・手乗りに育てるなら、ヒナのうちから育てて、スプーンから、水にふやかしたあたたかい餌を1日3回ぐらいあげる
店の壁がすべてあらゆる小鳥のカゴでうまり、鳴き声の大合唱。おばあちゃんは、まだ毛が生え揃わないセキセイインコ、コザクラインコのヒナ計8羽ぐらいにスプーンで餌をやりつつ、ぐあいの悪い文鳥がぴょんぴょん跳ねたら「こらこらお前はここで静かにしてなさい」とさっとつかんでかごにもどしつつ、遠方からきたという女性のお客さんの「母のかわいがってたインコが亡くなったので一羽ほしい」という相談に、「こんな色でしょ?このこがいいかなと思うけど」と対応しつつ、鳥にまみれていらっしゃいました。
なんか、その空間にいるだけで、すごいテンション上がったな〜。実際に小鳥を間近に見たら、「うわ、こりゃかわいいな!」って感じたのも意外であった。
そろそろ温かくなってきたので、今度は長男と一緒にその名店に行って、長男が気に入った小鳥を一羽、お迎えしちゃおうかと思ってます。まだちょっと、迷ってるけど。