お腹が弱いけどインドに行ってきた

2月末に初めてインドに行ってきました。インドカレー好き、スパイス好き、ヨガ好き、など、考えてみたらインドが全般的に好きではあったものの、なにしろお腹が弱い。無菌でクリーンな日本にいたってお腹がいたくなる私。海外に行ったら帰りの飛行機でなぜか吐いてしまう私(汚くてすみません)。インドは一生行く機会はないかなぁと思っていた国でした。興味はあれど、どうにもこうにもお腹が心配で。

そこへインド出張のチャーンス到来。お話をよっぽどお断りしようかと思いましたが、一方でこのインド行きを逃したら後悔する気もして。スピリチュアルなお友達に話したら「インドはご縁がなきゃ行けない国だから、行っておいで」って。その気になるじゃないか。

それで、行ってきました。行かせていただきました。西インドのゴア。パナジという町です。かつては欧米人によるドラッグパーティーでその名を轟かせたという、インドでは有名なビーチリゾートです。

ポルトガル領だった影響で建物がヨーロッパ風
パナジ教会。クリスチャンが多い町なのだとか
パナジ教会からの眺め。左の青い建物が観光案内所だけど完全に閉まっておりました。改装中?!
道路の真ん中に大きな木が生えている

結果、なんとお腹は無事でした。奇跡!

行った先がゴアというのんびりしたリゾート地だったことや、ホテルのブッフェなどを主に食べていたからだと思いますが、過ごし方を工夫すれば、お腹が弱くてもインドを楽しめるということがうれしく、大きな発見でした。お腹が弱い人も(しつこい)、ぜひ、注意を払いながらインドの魅力を味わってほしいと切に思います。だって、本当に魅力的な国だったから。

<お腹を下さないための注意点>

●水道水、氷、ナマモノは絶対に絶対に口に入れない。レストランでは、ボトルに入った飲み物かあったかい飲み物(チャイとか)を飲む。生野菜や加熱していなそうな食べ物は絶対に食べない

●シャワーを浴びる時も口を閉じる!(インドに行った人からのアドバイス)

●歯みがきはミネラルウォーターで!(同上)

●外食時は、ホテルのレストランやそこそこ良さそうなレストランを選び、屋台などで食べない(お腹のためを思えば仕方ない)

●滞在中は毎日、「パンラクミン」を飲む(日本旅行医学会推奨の整腸剤。ビオフェルミンみたいなものだけど、消化酵素剤が入っているのが特に良いらしい)

さらに噂で「行く前に飲むと胃腸を守ってくれる薬がある」って聞いたので、近所の内科にいそいそとでかけていって「あのー、インドに行くんですけど。行く前に薬もらうことってできますか?」って聞いてみたのですが看護師さんに却下されました。

「症状がないのに薬出すことはできないですねぇ。インドに行くなら、生水を飲まないで、それからマスクをして予防して」

って、そんな基本的なこと知ってる〜。無駄足に終わりました。いまでも謎です。行く前に飲む予防薬があるのかどうか。

街なかのランドリーに並ぶのは色とりどりのサリー
ローカルマーケット。マンゴーを買ったら激ウマでびっくり

その他にも、「蚊にさされたらやばいんじゃないか?」とか「野良犬に噛まれたら死ぬ」とか考えて予防接種を検討したり(結果としてしなかった)、「タクシーに一人で乗ったら危ないんじゃないか」とかあれこれあれこれ心配はつきず。でもすべて、心配のしすぎだったようです。

蚊は、そもそも、ホテルにも外にもいなかった(老舗のよさそうなホテルだったから。エアビーアンドビーや場所によってはいっぱいいる)。

野良犬はいっぱいいたけど、手を出したりしなければ特に接触の機会はなかった。

タクシーやトゥクトゥクは、空港の周りにはふっかけてくるドライバーが多いけど、空港からホテルまでのタクシーは日本から手配していたから問題がなく、町中にいるドライバーはいたって普通に目的地に連れていってくれた(さすがに夜は一人では乗らなかった)。

蚊よけについては、旅行医学に詳しい人に聞いたのでご紹介します。

<蚊よけ対策>

●蚊取り線香が効く(インドに行った人からのアドバイス)

●蚊よけスプレーは、虫除けの成分がディート30%のもの、もしくはイカリジンがオススメ。

●防虫加工の服も効き目がある(インセクトシールドという会社のストールなど)。

というわけで、時差も3時間半しかないし、2月だったので暑すぎもせず、体調良く過ごせました。

つづく

宿泊した「Mandovi Hotel」近くのレストランからはMandovi川に浮かぶカジノ船が見える