フィンランド子連れ旅行2日目の記録。お天気は曇り。初日はとりあえず「森」へ行くことにしました。フィンランドの人にとって「森」は生活になくてはならないものというだけではなく、精神のよりどころ、という存在のようです。森に関する法律があり、「自然に敬意を払い、土地の所有者に迷惑をかけない限り、誰でも自由に森の中へ入ってキノコやベリーなどを収穫することができる」らしい(自然教授権)。いいなぁ。
森、といっても、わたしたちが行ったのはヘルシンキ中央駅からバスに乗って20分くらい行けば到着する、小さな小さな島、セウラサーリ島。ガイドブックを読み込んで「地味めの紹介だけど、ここはよさそう」と当たりをつけて行ったら、大当たり!そうそう、私はこんな風景を夢見てフィンランドまではるばる来たんだよ!来てよかったなぁって心から思えました。そんな美しい公園でも「ゲェムやりたい!」と騒ぐ息子たち。騒ぎを静めるためにベンチで「ゲーム休憩」。スマホでやってるゲームを覗き込めば「Deer Hunter」。リアルな森に来て鹿を撃つゲームやるってどうなってんだいったい。親の顔が見たい。
バスを降りて白い橋を渡ると島全体が森の公園。
「下より上の部分が大きい面白い建築である」とのこと
木にもバーコード。IT先進国ならでは?読み込んだら何が見られるのかは未確認
フィンランドは昔、船が主要産業のひとつだったそうな
園内には、かつて実際に使われていた典型的な農家の家、といった歴史ある建物が移築されてポツポツと配置されている
昔、熊や狼から肉を守るために使ったそうな
シンプルなタイポグラフィの看板に100イイネ!!! 上から順に、フィンランド語、スウェーデン語、英語
リスがいっぱい。勇敢に近づいてくる
小さなおうち。かつては街中にあったみたいん。森はここまで〜
バスに乗って帰る途中に、シベリウス公園の「カフェレガッタ」へ。フィンランドに留学していたという夫の友人が、フィンランドらしさが味わえる、とおすすめしてくれたカフェ。素朴・・・
シベリウス公園の横にあったマンション。公園の横のマンションとあって、さすがに高そうなにおいがします
ガラス張りの出窓にどのおうちもテーブルと椅子。友人曰く、ヨーロッパの南から北に行くにつれ窓が大きくなっていくんだそうで、まさにこれは「北」の窓
夕方から雨が降り出したのと、長男が「おーなーかーいたーいー!」と言いだしたので、一旦ホテルへ。その後、ごはんを食べに、レインコート装備で外へ。「ヘスバーガー」っていうフィンランドのハンバーガーチェーンへ行きました。私はファラフェルバーガーをいただき、おいしかった。
いま思えば、2日めに森に行っておいてよかった。なぜなら、家族4人でお出かけできたのはこの日までだったから・・・。夜、次男の体温がいや〜な感じでホカホカになってきたのでした。