6月に入り、4月に育休から復帰した友人の子らが次々と熱を出し始めた(ついでに我が家の次男も)。それを見ていて、久しぶりに思い出した。そういえば私も、長男の育休から復帰した年の6月は壮絶だったな、と・・・。
育休中におうちでぬくぬくと生活してきた長男は、保育園でさまざまな菌やウイルスの洗礼を受け、2カ月経ったちょうど6月ころに、次々といろんな病気を発症した。風邪。手足口病。突発性発疹。嘔吐。下痢。ひとつ治ったらまた次が始まる。まさに病気まつり。
密着して世話せざるを得ないので、自分にうつらないようにするのは難しい。私はいつもなにかしらうつされ、しまいには咳が止まらなくなり、咳のしすぎで肋骨が折れた。
時短で働く経験も初めて。保育園の仕組みにもまだ慣れない。そんな中で何日も会社を休みまくっていたら自分が復帰したのかまだ育休中なのかわからなくなりそうで、床に寝っ転がって泣いていたら「泣くほどのこと?」と夫に言われさらに泣く(共働き子育て初心者の父親なんてこんなもんです。いまは違う)。
あまりの惨状に、富山から義母が手伝いに来てくれて、私の様子を見て、自ら川崎大師に出向き、立派な名前入り厄除けお守りを買ってくてくれたのには救われました。厄年だったけど、厄除けに行く余裕すらなかったあの年・・・。
だが振り返ってみればこの、復帰後2カ月ほどでやってくる惨状は、惨状といえば惨状だが、必然でもある。まさに仕方がないとしか言いようがない。子供はこれで確実に強くなるし、自分も夫も共働き子育てに慣れるまではいろいろある。
だから、育休から復帰するときに「4月に復帰したら6月から病気まつりがはじまる」とあらかじめ考えに入れておくことをおすすめしたい。2〜3カ月は本気で働かないで、ぼちぼち。そうしないと、「もう無理、辞める」って思うかもしれません。私の場合、この惨状は、7月末には落ち着いたのを覚えているしね。