02_子育ての悩み」カテゴリーアーカイブ

保育園・幼稚園卒園&小学校入学おめでとう!

この春にご卒園・ご入学を迎えるみなさま、おめでとうございます! 我が家は小学校2年生と5年生なので特にイベントもない日々ですが、小学校入学を迎えるご子息ご令嬢をもつ友人たちの「もうすぐ卒園だ……」「小1の壁だ!」との、興奮やら感傷やら不安やらに触れ「あぁ、なんかすっごい春だわ〜! なつかすぃーな〜!」と。

それで長男が小学校に入学したときの必死で初々しい記事を読み返していて、「もしかしたらお役に立つこともあるかもな」と思い、いくつかピックアップしました。よろしければ、ぜひおひまつぶしに。

卒園したら間髪入れずに学童デビュー!
http://rin.mangadiary.com/gakudo/

「小学校は楽しいよ!」って言ってあげましょ!
http://rin.mangadiary.com/nyugakushiki/

気をつけて! 給食がはじまるのは4月の2週目ぐらいだよ!
http://rin.mangadiary.com/kyushoku/

ママ、パパ、今は大変だけど……
http://rin.mangadiary.com/mother/

配布プリントの嵐に負けない方法がありまっせ!
http://rin.mangadiary.com/shougakkou-purinto/

ルービックキューブ

寝る前にルービックキューブをやっていたら長男に

お母さん、どんだけ暇なの?」

と言われた。

先日は「お母さん、買い物以外外に出てないでしょ? ちょっとどっか行ってきたら? 頭おかしくなるよ」とも言われたんだった。

長男が生まれてから小学校に入るぐらいまでは、朝8時に保育園に預けて、夜7時に迎えに行って、子どもが風邪を引いたら病児保育に預けて、とにかく毎日毎日、エネルギーを振り絞って会社に行っていた。当然、体力も気力も限界で、いつも手一杯。起きてから寝る前までイライラして、子どもにも当たっていたし、子どもが可愛いって思う余裕もあまりなし。

長男はそんな母を見てきたから、2020年現在、寝る前にルービックキューブやったり、パジャマを着たまま「行ってらっしゃい」とかいって、ずーっと家にいる母を見て「なんという変わりようだ」と思っているのかも。

あの頃に比べたら、今は確かに「どんだけひまなの」である。何しろ、毎日在宅勤務だし。小学生って勝手に行って、勝手に帰って来るし。少しはほっといても大丈夫だし。

まだ人の助けを借りつつの子育て生活ではありますが、だいぶひまなおばさんになってきました。これからは少しずつ、子育てでぶっつぶれそうになっているフェーズの方々をサポートしたいところです。どういう形でお役に立てるかわかりませんが・・

次男の肌荒れとステロイド

皮膚科の問診票で、肌荒れが出ている部分に丸つけるやつ。次男は関節と太ももが酷い。

次男の肌荒れが酷いので皮膚科に行ってきました。肌荒れは保育園時代から。ずっと皮脂欠乏性湿疹と診断されていて、やがてアレルギー検査をしたらハウスダストをはじめあれこれアレルギーと判明して、肌荒れもアレルギーが肌に出てるんだなって感じで、もう肌荒れとは何年もの付き合いです。

皮膚科では保湿剤とステロイドを処方されるのが常。私が次男の肌を見て、酷い時はステロイドを塗るけど、酷くない時は保湿だけして、でも保湿も忘れちゃうことも多くて、というかなり適当なケアを日々行なっています。

そうしたら、季節のせいか、ここ1〜2週間、肌荒れがひどくなって、慌てて保湿+ステロイドを塗っても改善する気配がなく、触ったらボコボコになっていて、血まで出ていたのでこりゃまずいと皮膚科に連れていきました。

普段、家で適当なケアをしていると、病院に行った時、先生から「お母さん、・・・」と責められそうでドキドキ。しかし今回の先生は若くてさっぱりした先生で、小言もなく、対処法だけ教えてくれて終わった。こういう先生いいわ〜。

結局、掻きこわして炎症を起こしているということで、飲み薬と、ワセリンと、ロコイド(ステロイド)10本!を処方されました。ステロイドを塗るという対処法は合っていたらしい。

で、今回皮膚科に行って初めて知って「へー、そいういうステロイドの使い方あるんだ」と覚えておきたいことあったので備忘録で日記書いてるわけですが、

肌荒れが酷い時は朝と夜に保湿とステロイドを塗って、見た目的によくなってからは、1週間に1回ステロイドを塗るといい(肌の中は荒れてることも多いから)

そんなに酷くない時に1週間に1回ステロイドを塗って現状維持すると言われたのは初めてだったので、なるほどそういう手もあるのかと思いました。おすすめ、ということはできませんが、次男の肌荒れには良さそうな感じがしてます。

食卓がコワーキングスペースになるか?

小学生二人がコロナ休校で家にいるので、午前中、ダイニングテーブルに、宿題をやる小学生二人と席についてPCを広げました。「なんか、コワーキングスペースみたい♪」とか思いながら仕事をスタートしましたが、1時間後にはPCを閉じました。ぜんぜんコワーキングスペースじゃ、なかったです。二人の宿題を見ていたら、あまりにも仕事にならなかったので、最終的に、午前休暇をもらいました。

洗濯物をたたまないという提案

洗濯にまつわる作業の中で、干すのは気持ちがいいけど、たたんで、しまう、という作業は面倒に感じてしまいます。だから、子供の服に関して、たたまないで、さらに、一瞬でしまえる方法を編み出したので共有します。それが、こちら。

  • 洗濯物を干す場所に、子供の服を入れる引き出しを設置
  • 洗濯物が乾いたら、引き出しをすべて開ける
  • 乾いた洗濯物を洗濯バサミから外しながらポイポイ放り込む
  • 大人の服はたたまずに各洋服ダンスの上に配達

こうすれば、子供の服をしまうのが実にラクに終わります。たたむ、しまう、が必要なのは、タオルと自分の服だけ。ナイスじゃないですか?

大きい洗濯物干し3つをこの場所に吊るして干しています。天気がよければ外へ出し、悪ければそのまま乾かします。

ポイントがあるとしたら、子供の服の引き出しがぎゅうぎゅうにならないよう、服の数をかなり抑えることです。ふわっと入れればシワも気になりません。

この方法のマイナス点があるかを考えたんですが、あるとしたら、「子供が自分の服をたたんでしまうという習慣を付けられないこと」かなと。でも、すぐにこう思いました。「たたんで、しまわなければならない、という古い価値観にとらわれず、たたまないで放り込んでも良いのだという新しい価値観を持った大人になれば、彼らにとって、そしてもし彼らのパートナーとなってくれる人がいたらその人にとって、プラスかもしれない」。

これで自分が納得できたので、これでやってます。

小学校のプリントを整理する方法(最終形態)

もう1月も後半、卒業シーズンが間近ですね。保育園や幼稚園の年長さんがいらっしゃるママ・パパは、小学校への恐怖をつのらせているころではないでしょうか。ふふふ。

ふと、おせっかいおばさん精神がむくむくと湧いてきたので、本日は「小学校で配布されるプリントの嵐にどう対処するか」をお伝えしたいと思います。

我が家は次男1年生、長男4年生。小学校も4年目だし二人通っているしで、私、すでに小学校に慣れましたハイ。PTAも3年間やったしね。

でも、長男が小学校入ったばっかりのころは、あれこれ辛かったねぇ。ま、辛かった思い出はおいおいお伝えしてもいいんですが、今日お伝えしたいのはそれじゃなくて、プリント問題。

小学校って、驚くほどアナログで、情報が、大切な情報が、すべてプリントで配られます。慣れないうちはそれが管理できなくてすごいストレスでした。

で、当初は「大事なプリントをスマホで写真に撮って、Googleフォトのフォルダに保存して夫と共有する」っていうIT先進国な方法で乗り切ろうと思ってました。実際にやってましたし、人にも勧めてましたね。

しかし。4年間たって、結論出ました。その方法は、おすすめできない。なぜなら、

  • 写真を撮ったプリントとまだ撮ってないプリントがどれだかわからなくなる
  • 必ず撮り忘れが出て、フォルダを見ても欲しい情報がないことがある
  • 写真撮ったと勘違いして大事なプリントを捨てちゃって、あのプリント、どこいったー!?ってパニックになる

本当の本当におすすめの方法は、これです。箱〜!

小学校のプリントを整理する方法(最終形態)

(1)A4サイズが入る深さのある箱を一人に一つ用意する(無印良品とかニトリのカゴなど)

(2)学校から配布されるプリント、紙類は、すべて(←ここがポイント)、この箱に入れる

以上

これやるようにしてから、ストレス減りましたね〜。ポイントは、「すべてを入れる」ことなのですが、すべてというのは、学年だより、給食だより、保健だより、PTAのお知らせ、サッカー教室のお誘い、募金のお願い、終わった宿題、健康診断の結果、返却されたテスト、などなど、本当に、す・べ・て。

子供にもそのルールを伝えてやってもらいますし、子供が自分に渡してくれたお知らせとか、子供がリビングに散らかしっぱなしにしたプリントなども、一切分類せずに、放り込む。「これはいらないかな」と判断して捨てたりせず、すべて。

そうすれば、「あれ、授業参観いつだっけ?」とか知りたい情報が出てきたときに、根気よく箱をさらえば必ず出てくる。だって、捨ててないから、絶対あるんです。子供が「あのプリントどこいった?」とか言い出しても「その箱探せばあるよ」って言えばよい。

1年間終わる頃には、この箱から溢れんばかりに紙が山盛りになりますが、1年間終わったタイミングで、いるいらないを判断すればよいのです。ほとんど捨てられます。

どうです? なかなか良さそうでしょう? これさえ知っていれば、小学校のストレスが一つ減りますよ〜^^)

今日は誰がお世話してくれるの?

年末に、久しぶりに「詰んだ」と思った瞬間がありました。絶対ずらせない仕事の予定がある日に子供が熱を出したっていう、まあ、ありきたりと言えばありきたりな状況なんだけど、子供の熱が久しぶりだったし、それに実はその翌日から海外旅行に行くけど支度してないっていう、仕事もプライベートもパッツパツな日だったから、もう、そこに子供の熱という要素が乗っかって「あ、こりゃもうダメだ」ってなりました。

しかし、もうダメだ、と諦めるわけにもいかないのですよ。だって、絶対自分が行かなきゃいけない仕事が14時から入ってて、夫は仕事休めないって言うんですから。私は看病で寝不足な頭で必死に考えるわけです。どうするか。どうすれば今日を乗り切れるか。

まずは実母にメールです。茨城に住んでる母に「今日、来られる?」って。ま、無理ですよね普通。次。いつも掃除や子守をお願いしていたヘルパーのIさん。ダメもとでLINEしたら、「大丈夫です」って〜〜〜。考えうる中で、最善の策。子供もなついているし、子育てベテランだし、自分がお世話するより安心なぐらいだ。

ネ申

という単語が頭に浮かぶとともに、うっすら涙が出ました。感謝で。

子守の手配が終わって、とりあえずホッとして、熱を出してる次男の所に戻ったら、こう言われたんですよ。

「今日は・・・だ・・だれが・・おせわしてくれる・・の?」

って。この子、熱出してもお母さんが世話してくれるとは思ってないんだ〜〜〜!ひゃーって心の中でのけぞりました。「だって、お母さん今日、会社行く日だって言ってたから」って。

でも考えてみたら、次男が0歳の時から熱を出したらまず病児保育施設に電話して、空きがなければ実母か義母に連絡して面倒見てもらってきたんだから、今さら驚くことでもないなと。

幸い、大好きなIさんが来てくれることになったと伝えたら次男も安心した模様で、私も無事仕事完了できました。改めて来し方を振り返ると多くの人の手を借りてきたものだ。直接的にも、ペイフォワード的にも、恩返ししていかなければと感じた一件でございました。

8時半に寝ろとか、鬼畜

夏休み前あたりから、小学4年生の長男がちょくちょく学校を休みます。朝、「お腹が痛い」とか「気持ち悪い」とか「喉が痛い」とか「くしゃみが止まらない」とか。

何か大きな原因はないようだけど、もともと家にいるのが好きで、集団行動とか、予定通りに行動するとか、指示されるとか嫌い。それにしてもなぁ。行ってくれないと心配だし、私も大変。

先日、出張で私一人で大阪に行き、夜、小学3年生のママでもある友達と道頓堀でたこ焼きを食べながら羽を伸ばしつつその話をした結果「やっぱり、寝る時間が遅いのが最大の原因ではないか?」という結論になった。友達に毎日の流れを聞いたら・・・

  • 5時に学童から帰ってきたらすぐお風呂
  • 6時半までに宿題
  • 6時半から7時まで夕食
  • 7時から8時は自由時間
  • 8時半に布団に入り9時ぐらいには寝る

ちなみにうちは・・・

  • 7時まで好き放題(ゲームとかテレビとかお菓子食べるとか)
  • 7時から7時半まで夕食
  • 8時までにピアノ(5分以内・・)
  • 8時から9時までなんとなくテレビとかゲーム
  • 9時からお風呂
  • 9時半ごろ「宿題やってない」と言い出す→私がどなる
  • 10時半に布団に入りマンガを読んで11時ぐらいに寝る

良くない良くない。改めて、良くない、と思ったので大阪から帰って早々、二人に宣言した。「これから毎日、8時半に寝ることにするよ!」

長男は半笑いで「8時半とか、鬼畜・・・」とつぶやき私の本気度を疑っていたが、私が夕方に仕事を終えるや否や蛇口をひねり風呂にお湯を入れ「お風呂!」と叫ぶと「てかガチじゃん・・・やば」とのけぞっていました。

こうしてなんとか1週間、8時半から9時半には二人を布団に押し込めた。まだ大して効果は感じられないが、継続は力なり。習慣になるまで続けるしかないのだ。

ぴかぴかの1年生

3月に次男が保育園を卒業し、10年にわたる保育園生活が終わりました。すごい解放感。肩の荷がおりて逆に羽が生えてきた気分。

それなのに、4月ぐらいから、朝起きたら「起きるの面倒だなぁ」「このまま寝ていたいなぁ」「会社行くのめんど〜」と思ってしまうようになりました。

ママ友でもある同僚に「どうしてかなぁ〜。今までそんなことなくて、パッと起きられたのに」とランチしながら言ってみたら「保育園への送りがなくなったからじゃないですか?」と。たぶん、それ正解。

今までは、朝、「起きたくなぁい」とか考える時間すらもったいなく、ガバっと飛び起きて、子ども2人を「起きて起きて!」とゆさぶり、洗濯干して、着替えてメイクしてご飯食べさせて、雨でも嵐でもとにかく保育園に連れていく、というミッションがあった。それが、8時過ぎになったら自分で行ってくれるっていうんだから……ちょろいとしか言いようがない。

10年間続けてきた、修行のような「朝の送りと夜のお迎え」という枠が外れたことが、自分にけっこう大きな影響を与えているなと思うこの頃。ひとつのステージが終わったという感じです。時間ができて、やたらと本棚を整理したり、トイレ掃除したり(って今までやってなかったのが問題なのだが)。

そしてプライベートや仕事など自分の人生に関しては、なんだか迷走している、といいますか。たぶん、時間や体力に余裕ができたためだと思います。暇なのかもしれません……。気持ちが。

次男はといえば、4月に入学式を終え、ぴかぴかの1年生になりました。入学してすぐのある日、「今日は学校でなにしたの〜?」と聞けば「今日は紙芝居読んでもらったぁ〜」とニコニコ。はぁ〜、かわいいなぁ。保育園と変わらないじゃないか。

そう、学校に入学したってすぐに勉強や給食がはじまるわけではないのです。はじめの2週間くらいは慣らし運転。「学校探検」したり、紙芝居読んでもらったり、塗り絵したり、体操着に着替える「練習」したり、給食セットを並べる「練習」したり、そんなこんなで過ぎていく。

長男が1年生になったときはそんなことも知らなくて、なにしろ入学式の翌日から給食があるとか思っていたくらいだから(1週間くらいは給食ないから、学童にお弁当持っていく)、それはもう大変でした。

おまけに長男は学童保育に行くのも嫌がって、夏休み前にはストレスでチックが出てしまったり、やたらトイレが近くなってしまったり。これはもう仕事やめるしかないのか、「小学1年生の壁ってこれか〜!」とがっくりうなだれ、目の前が暗くなったりしておりました。

しかし、それから3年。さまざまな苦労(とまわりのご協力)のおかげで週に何回かは在宅ワークに切り替え、学校からのプリントの嵐への対処方法も心得え、先生ともだいぶ顔見知りになっているところで、次男が入学。

今の私は、ぴかぴかの新1年生ぶりを、「まぁかわいい」と目を細めて眺める余裕があるのです。なんという違いだ。次男というものは、すでに先人(長男)が開拓した道を、すたこら歩いていくものなのですね。

私がまだ初々しい小学生ママだったころのブログも、よかったら読んでください↓

子どもが喜ぶ1週間の朝ごはんローテーション

保育園児や小学生の親のみなさん、朝ごはんて、何を出しているんでしょう。うちは基本的に毎日、食パンにケチャップ塗って、とろけるチーズを乗っけて焼いた通称「チーズトースト」(そのままだけど)でした。

でも、なんか飽きてきた。子どもも飽きてきたようで、せっかく焼いても残したり。それで、時間がない中でできる、かつ、男子2人に手堅く喜んでもらえるもの、をいろいろ探して数年……

なんとなく「1週間は回せる、朝ごはんのレパートリー」ができました。栄養バランスより「子どものテンションが上がる」重視です。「今日は〇〇だよ!」と朝ごはんメニューで釣って起こせるくらいに。

(1)チーズトースト

飽きたとはいえ美味しいので、相変わらずこれも頻繁に登場させます。説明の必要もないぐらいのド定番。たまに出すと子どもも喜んで食べてくれます。

ちなみに私はノーマルなチーズトーストに飽きてしまったので、パンにオリーブオイルかけた上にチーズ乗せて焼いたり、パンにとろろこんぶ乗っけた上にチーズ乗せて焼いたり、自分の分だけあれこれアレンジしてます。

ところで以前、NHKの「世界の街歩き」という番組でアフリカのセネガルが紹介されていたんですが、朝、道端で売られていた朝ごはんが秀逸で。「マヨネーズ塗って、コショウをかけただけのパン」。

もともとフランス領だったから、パンも美味しいのかもしれませんが、とにかく、超シンプルなんだけどむちゃくちゃうまそうで、マヨネーズがあんまり好きじゃない私もいそいそと試しました。うまいです。そんなわけで、大人のみなさんには、食パン+マヨネーズ+コショウ、のトーストもおすすめです。

(2)ラーメン

朝からラーメン? って思うかもしれませんが、「朝から麺でもいいんだ〜!」と気付いたのは、料理研究家浜内千波さんの朝ごはんの本に麺のメニューが載ってたことがきっかけだったか……。とにかく、料理本からインスピレーションを得ました。

夫が「朝からラーメン? すごいね」とか言ってくるので、「ほら、台湾とか、朝から麺食べるじゃん?」って言い訳のように言ってます。正しいことを証明するために海外の事例を出すおばさん。

でも、予想外に、これが、いい。特に塩ラーメン。普通の、スーパーで売ってる塩ラーメンを、具なしか、キャベツとゆで卵などシンプルな具(というか手抜き)で出すんだけど、作ってると食べたくなって、だいたい自分も食べちゃいます。朝食べる塩ラーメンて、激ウマ。子どもも一玉ペロッと食べます。

ラーメンの麺だけを買ってきて、温かいめんつゆに入れて食べるのもさっぱりして朝食向きです。「澄んだ鶏出汁のスープの名店」を彷彿とさせる味になります。昆布出汁だけど。

(3)ふかしたじゃがいもとバター

これが最近の大ヒット! じゃがいもを圧力鍋で5個くらいふかして、そのままテーブルにドーンと出して、「好きなだけバター使っていいよ!」って叫ぶだけ。

はじめは「何これ? いったい俺にどうしろっていうの?」という顔をしていた長男ですが、「まあまあ、美味しいから食べてみてよ」って、ホクホクのじゃがいもを割ってバターをたっぷり乗せて目の前に置いたらまんまとはまってくれました。

日曜日の昼にも長男からリクエストがあったので、「いいよ〜!(楽だし!)」とじゃがいもをふかしてドーンと出して、バターをドーンと出したら長男が無言で芋を3つぐらい食べながら「俺、芋とお茶があればいい」って。芋とお茶! 渋〜! 

ちなみに次男はじゃがいもが好きじゃないみたいでほとんど食べてくれない。残念。なお、じゃがいもをさつまいもに変えてもまったく同じことが可能です。

なお、このメニューを思いついたきっかけは、子どものころにイギリスのフードコートでよく食べてた「ベイクドポテト」。イギリス人て、これでもかっていうくらいじゃがいもを食べる(30年前の印象だけど)。

ベイクドポテトは超シンプルで、皮付きのでっかいじゃがいも(横長のが多かった)をオーブンでじっくり焼いて、上に切り込み入れたところにとろけるチーズを山盛りにして「とろ〜」って溢れさせる料理。

フードコートにベイクドポテトのバリエーションはいろいろあったけど、一番「なにこれ」って思ったのは「ベイクドポテトのベイクドビーンズがけ」。ベイクドポテトの上からベイクドビーンズ(豆の煮込み)をどろーっとかけたもの。チーズも乗ってたかな。じゃがいもと豆のめくるめくハーモニー。なぜだかイギリス人が愛おしくなってくる。

(4)肉まん

うーん。説明が難しい。簡単すぎて。肉まんをどこかで買ってくる(中村屋のものが好き)→せいろで蒸す。以上。ポイントがあるとすれば「せいろ」か。しまいこんでいたせいろを引っ張り出して使ってみたら、蒸したものが予想以上においしくなってびっくり。ただの肉まんも、ふわふわになるし、蒸してるときから木のいい匂いがする。

蒸す時間は10分くらい、冷凍肉まんだと15-20分くらい。電子レンジでチンよりだいぶ時間はかかるけど、肉まんならやることってそれだけだから、やる価値はあるような。蒸し終わってせいろに入れたままにしておけば、冷めないし、ふわふわのままだから、子どもがなかなか起きてこなくて冷めて固くなるって心配もないのがよいです。

せいろは中華街の「照宝(しょうほう)」というお店で買いました。たいした値段じゃなかったような。1000円くらい? よかったらぜひ。

(5)ごはん+鮭フレーク

「メニュー」と呼べるのか疑問ですが、ごはんに鮭フレークを乗っけて出すだけ。子どもって鮭フレーク大好きなんだな〜って気付いてからたまに出します。納豆とか味噌汁ががあればそりゃ一緒に出してあげたほうがいいよね。

(6)きな粉もち

要は、お餅です。うちは子どもが2人ともきな粉が大好きなで「きな粉もちだよ〜」といって出すと喜んで食べてくれます。

(7)シリアル

言わずもがな。シリアルでございます。

……というわけで、この7パターンを、適当にローテーションしてます。もちろんこれ以外にも、前日の残りだったりソーセージだったり卵焼きだったり果物だったり、違うものを出すことも多いですが、なんとなく、頭の中に「朝ごはんの鉄板メニュー」としてあるのがこの7つ。

こうして書いてきて気づきましたが、私、あらゆる「主食」のバリエーションを出してたんですね。パン→麺→芋→包子→米→もち→シリアル。なんでしょう。主食の世界旅行。

ちなみに、「子どもが確実に喜ぶ」とか「超短時間でできる」という方向性とは少しズレますが、朝ごはんの本で一番印象に残っているのが『わたしのとっておき朝ごはん』(飛田和緒、植松良枝、コウ静子、福田淳子、渡辺麻紀、福田里香、スズキエミ、坂田阿希子 共著)。

いろんな料理家の共著なので、いろんなタイプの朝ごはんが紹介されてます。「サラダのワンプレート」とか、「ご飯におとうふをのっけてそこに熱したごま油をじゅっとかけたどんぶり」なんかがめちゃ美味しそうな写真とともに紹介されており「朝からこんな素敵なもの食べるっていう人生の選択肢あったか〜!」と、朝ごはんに対する固定観念を外してくれました。

レシピ通りに作らなくても、写真をパラパラ見てるだけで、「朝ごはんにこういう方向性もあるんだな〜」と、新しいアイデアを与えてくれる感じ。実は図書館で借りただけなんだけど、自分用に買っておこうかな〜。