06_富山のおばあちゃん」カテゴリーアーカイブ

どうしてそんなに詳しいの?

私と夫の夏休みが始まり、富山へ。富山の義母に預けていた長男、次男と1週間ぶりに再会して1日目。暑すぎて外出できず、午後に次男がイライラしてきたので近場の公園に行ってキャッチボールして、でも20分くらいが限界で、涼みがてらコンビニに寄っておやつを買って帰る。一面緑の田んぼを眺めながら、畑と田んぼの違いを説明したりして。

家についてクーラーの効いた部屋で、長男、次男、私でカップヌードルを食べる。暑いからしょっぱさがますますうまい。

食べながら長男が、

「麺が柔らかい。これなら赤ちゃんも食べられるね」と言うので、いやいやそういうことじゃないから、と。

「柔らかいかどうかが大事なんじゃなくて、赤ちゃんが消化できるものか、塩分が多すぎないか、とかで決まるんだよ。赤ちゃんがはじめて食事するときは、はじめはおかゆで、それから柔らかい野菜とかで、それから卵の黄身を細かくしてタンパク質あげたりするんだったかな〜」

昔を思い出しながらそんな説明をしていたら、長男が半笑いで、

「お母さん、どうしてそんなに詳しいの?」と聞いてきたのです。思わず、

「はっ?!」と聞き返しましたよ。「どうして、って、私はあなたたち2人をそのようにして育てたんですけど」と。長男に「知らなかった?」と聞くと、知らなかったそうです。

2人の赤ちゃん時代は、私にとっては最近にも思えるぐらいのことだけど、子どもは覚えてないんだなあ〜。

名画の愉しみ

夏休みに入って二日目から、長男が富山(義母の家)に行ってしまいました。その週末、長男の様子を見に、私と夫と次男で富山に行ったら次男がきっぱりと宣言しました。

「オレは富山に残る」

本当に大丈夫かと思いながら2人を置いてきました。私たちが川崎の家に帰ってきて1週間。夫が義母に「困ったことはないか?」とメールをしましたら、

困ったことがありすぎて

無視するということを覚えました😅

というお返事が来たそうです。

家がしーんとしてさびしいので、家のそこいらに貼ってあるこのような名画を見て、子どもを懐かしんでいます。

少しは自分で・・・

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「コーヒーは子供に悪い」と、義母が言います。私も「子供にいい」とは思っていませんが、子供が飲みたがるのであげちゃっていました。でも、「子供に悪い」とあらためて言われれば、そうかなとも思い、とりあえず買うのをやめさせようとしてみたら「人の言ったことばかり信じないで、少しは自分で考えろ」と長男からのご指摘。

板挟みであります。こういうのって仕事でもたまにあるよね。

お義母さんの富山弁講座

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茨城出身の私ですが、こう言ってはなんですが、まったくなまっていません。茨城弁のモノマネくらいならそこらへんの人よりはうまくできる自信ありますけどね。

結婚してから、富山弁は、義母から少しずつ学んで、だんだんモノマネができるようになってきました。響きが柔らかくて、素朴で、いい感じです。そんなにどぎつい方言ではないと思うのですが、以前、富山での法事に参加したとき、お寺のお坊さんを囲んでみんなでお話をしたのですが、お坊さんのしゃべっていることが、ほぼわからなくてびっくりしました。娘さんの話をしているらしいことはかろうじてわかりましたけれども。

富山のスターバックスにて

151228_starbucks昨年の後半は、非常に長男が荒れていましたので、夫と理由を考えたのですが、ひとつが、「次男へのライバル心」ではないかということになりました。

そのため、長男と一対一でお出かけして話を聞く機会を増やそうということで、年末は富山で、私と長男がお出かけしました。「ファボーレ」でスターウォーズを観て、富山一のデパート「大和」のクリスマス恒例のスケートリンクで滑り、スターバックスへ。

スターウォーズもスケートも集中して楽しんでいたようだったけれど、長男の表情が「すごく楽しい!」って感じではなく、どこか心ここにあらず、といった風で、夕方になると「早く帰りたい」「寒い」と機嫌も悪くなりました。

あぁ、いったこれからどうしたらいいのかなぁ。長男がこんな風に荒れてしまって、私の対応がいろいろ間違っていたんだろうなぁ。などと思いながらスタバで向かい合って座っていたら、長男が「ねぇみっちゃん、3て笑ってるよね」と言うのです。

「ほかに笑ってる数字は?」と聞くと「11も笑ってる」「5もちょっと笑ってる」と。「ほかには?」と聞くと、「ほかは、え?って驚いてるのしかないよ。4と2」だそうです。

相手のことが好きなのに関係がうまくいかず、年末の夕暮れの静かなスタバで、この先この関係をどうしたらいいのか思いあぐねている。だが相手は意外にも何も気にしていない風で、ホッとする。

まるで、片思いしているおばさんです。

お兄ちゃんという生き方

年末などの長い休みは、兄弟の小競り合いも多発する。特に、おばあちゃんの家など、興奮しがちな場所では激しくなりがち。ついに手が出る足が出るの暴力沙汰になったので、一人ずつ別室に連れ込み、落ち着いてお話しするという方法を取ることにしました(人前でどなるわけにもいかないし)。

そこであらためて、あぁ、この兄弟は、まったく違う人格なんだということを実感した次第。

まず兄。兄は、怒られると、真正面から受け止める。

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真正面から受け止めた上で、自分にはそうするだけの理由があったのであり、それを理解してもらえないのは心底心外であるということを、激しい怒りとともに爆発させるのである。「ぜったい謝らない!」と、頭上に炎が見えんばかりの剣幕である。

一方の弟。弟は・・・

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お説教、まったく聞いてない。いろんな手段を駆使して、逃げることだけ考えています。

まずは「わからないふり」。「ボクはまだ3歳だし、アナタがナニいってるかわからないよ」ニコニコニコニコ。

それが通用しないとわかるやいなや笑顔を消し、とってもめんどくさそぉ〜な表情に一変。お説教に対し、やたらと「うん、うん、うんうんうん」と相槌を打ってくる。「ゴメンナサイ」だってへのかっぱ。

手のひらをこちらに向けて「もうけっこう」とばかりに小刻みに動かしながら、視線をドアに合わせ、カニのように右に左に動きつつ、脱走の機会を伺うのである。

お兄ちゃん。これがお兄ちゃんという生き方なのでしょうか。お疲れさまです!

失礼な甥

160101_nephew年末年始は富山の義母の家、私の祖母の家などに行き、いろんな人に会いました。案の定、長男は数々の暴言を吐き、いろんな大人に「ちょっとぉ〜!」とか「やめてよ!」とか「おいっ」「ひでぇな」等々、コメントをちょうだいしていました。

ただ、実は私の感覚からすると、この年末年始、長男はかなり落ち着いた、いい子でした。年末に私が気持ちを切り替えて、丁寧に長男に向き合ってきた成果が出たのかも、とちょっとうれしい年始です。

倒れても職人

150831_shokunin長男は、小さい頃から、レゴなどの組み立てるおもちゃが得意です。3歳児クラスのときにはすでに、同級生に「レゴをいかに自分の身長より高く積み上げるか」を、伝授していたと先生に聞きました(あらかじめ長くつなげたレゴ同士をつなげるという方法)。

今年の夏の終わりには、長男は熱があって横になっているにもかかわらず、次男が組み立てた「電話」に対して「それもうひとつタイヤつけたほうが電話に見えるよ」と、非常に的確なアドバイスを出していました。倒れても職人。後進の育成に手を抜かない。

ちなみにこのおもちゃは「ZOOB」という、なんといったらいいのか、かりんとうぐらいの大きさのパーツをつなげて、車とか、恐竜とか、虫とか、いろいろ作れる優れもの。いつだったか、富山のおばあちゃんに、クリスマスのお祝いにもらったものですが、3歳〜6歳ぐらいまで十分遊べるのでおすすめ。なんとなく、頭よくなりそうだしね。

5日ぶりの再会

150815_saikai夫と子供が先に富山入りしたのち、オールフリーな5日間を経て、土曜日の朝に飛行機で富山きときと空港へ(数年前、唐突に、富山空港は富山きときと空港になった)。機内で音楽を聞きながら、あぁ、実りの多い一週間だったな〜楽しかったな〜と思い返しつつ、空港で待っているだろう子供たちとの再会の瞬間を楽しみに飛行機を降りた。

しかし、夫から「ちょっと待ってて」というメールが届き、しばらくして現れたのは夫ひとり。「あれ?子供たちは?」と聞くと、へらっと笑って「あぁ、来たくないって。誘ったんだけどね」と。次男はドラえもんが見たいとお断り、長男は理由はわからないが乗車直前にお断りされたのだという。「だからさ、せっかくだから、寿司でも食べてく?」という夫の言葉にうれしさ半分、悲しさ半分以上。特に長男の乗車拒否はなんなんだ。たった5日で人見知りか?(長男はセンシティブなので十分ありうる)。

現実はドラマのようにはいかないのである。義母の家に帰る車中で夫に「お義母さん、疲れてるでしょ」と聞くと、「まあ、そこまで疲れてるって感じでもないよ」というのでホッとしていたら、家についてみたらめちゃくちゃお疲れのお義母さんがいたのも衝撃であった。「あ、あの、お疲れですね」と言ったらば「はい、疲れてます!」って。だよね〜!

そんなこんなで今週から、またいつもの、やることいっぱいな日常。胃腸炎治らず。疲れるけどがんばろ。

自由時間がくれた気づき

お盆ですね。わがやでは、お盆は毎年「母が羽を伸ばせる時期」。夫の会社はお盆が休み、私の会社はお盆も仕事。だから夫は、激しくうるさく愛くるしい男子二人を連れて、汗をかきかき、冷や汗もかきかき、今年も先に富山に行きました。お疲れさま。わたくしはひとり残されやりたい放題。1年ぶりの「おひとりさまハイ」です。

時間が自由になると思考も自由になるんだなというようなことを昨年のまったく同じ日にブログに書いていたのですが、今年も自由に考えごとをしています。結果「わたしは曲線が好きなんだ」という事実に気づきました。

 

気づいたきっかけは、この動画

このseb lesterというカリグラファーがまぁそれはそれは美しい作品を描くのですが、特に、文字の飾りとなる曲線を描くスピードと迷いのない動きにはもう、うっとり。

なにしろ帰宅後はひまなもんで、深夜になるまで、この動画を見つつ、くるくるくるくる、曲線を練習していたら、どんどん思考が膨らんで・・・カリグラフィーをはじめとして、自分が好みだと思うケルト模様やイスラム模様は曲線を多用している・・・つまり「曲線」が好きなのではないか・・・(どーでもいいですね。なにしろおひまなもんですみません)

ちなみに、seb lester氏がアップするカリグラフィー動画には、facebookでいいねいいねの大嵐。いま英語圏で「カリスマ・カリグラファー」となっている様子。そろそろ、日本にも「カリグラフィーブーム」来るね。ほかにも「来る」って思う根拠はあるんですが、長くなるからこの話はまた後日。

くるくる練習後に描いた自称「曲線アーティスト」の習作:

150812_kyokusen2150812_kyokusen1つまりは、母にだって、おひとりさま時間は必要だな、というお話でした(ムーミンのママだってそう言ってたし)。

そのうち、ちまちま描いているカリグラフィーもアップしたいと思います。皆様からのニーズはあまり感じませんが。これまで、4人の友達のウェディングボードを描きましたよ。これから結婚する人は言ってください。知らない人から言われたら困るのですが。ではよい夏休みを・・・