お腹の中にいたときの記憶

150316_onakanonaka

子供を産んでから何人かから聞いたのですが「子供は、2歳になるぐらいまで、お腹の中にいたときの記憶を持っている」という説があるようです。ただ、聞きだせる期間は非常に短い。なぜなら、お話ができるようになるのが2歳半ぐらいからだから、それまでは記憶があっても話せない。話術がぐっと上がる3歳ぐらいになると記憶が消える。「記憶が残っている」かつ「会話できる」が重なる短い期間を狙って聞くしかないのです。

だから、もうすぐ3歳の次男はいまがその短いチャンス。先日、それをふと思い出して「あ、聞いておかなきゃ!」と、寝る前に聞いてみたら「ぱちゃぱちゃしてた」というから「えぇ!?」と盛り上がりました。しかし話の続きを聞いてみたら庭で兄と水遊びした思い出のよう。さらに、そのとき庭にダンゴムシがいた、という展開になり、そこで「狭いところで座っていた」と言うのでまた、「子宮の中で丸くなっていたということを暗示しているのでは?」と盛り上がる。しかし、もっとはっきり聞き出そうと、何度も何度も「ねぇ、お腹の中で何してたの?」「お腹の中、どんなふうだったの?」「ねえ、お腹の中って・・・」と問いただしているうちに「お菓子食べてた」といい加減な返答になり、最終的には「知らない。しーらんぺっ」と、話を終わらせられました。

しつこすぎて2歳児をうんざりさせてしまいました。

私はどうもこの「2歳ぐらいまで覚えている説」は、話がうますぎる気がします。2歳児の話し方を考えてみると、シャーマンとか卑弥呼とか「天の声を伝える人」のような、突拍子もなかったり、ところどころ意味があったり、というような、ある意味、いかようにも解釈できるような話し方をするのです。だから「あ、覚えてるんだ!」って大人が勝手に喜んでんじゃないのかな、と。

とか疑いながら、長男にも、2歳ぐらいのとき、聞いたんですけどね。そのときは「こういうふうにしてた」って言って、手足をパタパタしたんですよ。

ちょっとそれっぽいでしょう。怪しいですね。