ドバイのプールで、スタッフが風船を配っていました。とっても欲しそうに困った顔で眺める長男に「ほら、”Balloon please.”って言ってきてごらん」と何度も促したけれど、結局言えず。スタッフが気付いて風船はもらえたのですが、「なーんだ〜、英語使ってみればいいのに〜」などと私が長男に文句を言ってその場は終わりました。
帰国後。お風呂に入っていたら、丸いボールか何かを手に持って”Ballon please.”とニコニコ。もう風船配ってるお兄さんも、プールも、強い砂漠の日差しも遠い彼方という時になって・・・
このお兄さんは、英語圏から来た子供に”Where are you from, sir?”
と聞かれ「バングラデシュ」と答えていました。ドバイは、人口の8割近くが周辺国から働きに来ている人たちで、2割が国民という、不思議というか不自然な人口構成で、そのために英語が共通語のようになっています。街中の表記もアラビア語と英語というのが多かったです。観光客を増やすためというのもあると思いますが。