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「英語学習こじらせ系」への英語学習アドバイス

前回と間を開けず、「英語学習アドバイスを受けたい」というありがたいお話をいただき、いそいそとお話伺いに行ってまいりました。

今回のご相談者は、名付けて「英語学習こじらせ系」でございます(笑)正直言って英語力かなり高いです。TOEIC 840点。英検準1級。十分じゃないですか。しかし、彼女は言うのです。「肩身が狭い」と。社内には英語ができる人がいっぱいいる。自分は外国人の同僚との雑談もたどたどしく、「留学したのにあのレベル?」と思われたくないから、留学したことを隠しているんだ、と……。

【相談者Bさん】
30代、小学生の女の子と男の子のママ。メーカーの企画部に所属。英語メールのやりとりや電話応対などがごくたまに発生するので対応できるようになりたい。また、外国人の同僚と顔を合わせたときに雑談できるようになりたい。幼稚園時代から英語教室に通い、高校では留学したのに英語を話せない自分に嫌気がさしている。

●英語を学ぶ目的
外国人の同僚と雑談できるようになりたい
英語の電話に対応できるようになりたい
謝罪メールを英語で書けるようになりたい
個人的には、本が好きだから、洋書が読めたらいいなと思う

●いまの英語レベルは?
中上級
英検準1級
TOEIC840点
話すのは苦手

●英語学習歴を教えて?
幼稚園から英語教室に通う(幼稚園〜高校生)
高校生のときに1年間アメリカに交換留学
英文法の講座を受講
リスニングの教材で独学
現在、オンライン英会話を受講中

どんな学習方法がいいなと思ってる?
書いたり読んだりが好き
勉強が好き
メールの書き方に関する参考書を読みたい
大学受験向けの文法問題集ををやってみたい
海外ドラマを英語で見て、フレーズを書き出してみようと思っている
仕事から帰ると疲れ果てているから負担は軽いほうがいい

Bさんは1時間しか時間がないというので急ぎ気味でヒアリングしたのですが、ここまで聞くので40分ぐらいかかってしまいました。なぜなら、Bさんの英語学習歴が幼稚園時代から始まっているものだから、エピソードが長い長い〜! そんなわけで、残り20分で焦り気味でアドバイスさせていただきました。

Advice 1
昔のことは忘れよう……

Bさんの英語学習歴を伺っておりましたら、「幼稚園から高校まで英語教室に通って、高校生のときに留学したけど期待したほど話せるようにならなくて、帰国後に受験勉強でしっかり英語力つけようと思っていたのに推薦で受かっちゃったからその機会も逃して文法が身につかなくて……」そんなBさん的「暗黒の歴史」が語られました。

しかし。それ、すべて20年も前のことなんですねぇ。幼稚園から英語に触れていたこと、高校で交換留学したこと、推薦で大学に入れたこと、どれも間違いなく良いこと。でも、さらに英語力を上げたいという今の目標を後押ししてくれているかというと、足を引っ張っているような。

バイリンガルのお友達には「過去のこと、忘れたほうがいいんじゃない?」って言われたことがあるのだそう。同感でございます。実は私も最近、友達に言ったことがありました。「18年間も英語教材作ってきたのに、どうしてペラペラじゃないんだろう?」って。そしたら「そのプライドを捨てたらいいんじゃないですか?」と。プライド……プライドを持ってるつもりはなかったけど、でも言い得てると思いました。

Bさんには「すでに英語の基礎力があって自分はなんてラッキーなんだ」ということだけを感じて生きていってほしいです(笑)

Advice 2
目標を1つだけにしてみる

いままで散々、英語学習をやってきただけに、英語学習に関する経験も知識も山盛りで、むしろ、こんなにやってきたのに自分の理想とするレベルには到達してなくて、一体これ以上どうすりゃいいの?というBさんのような方、少なくないと思います。名付けて「英語学習こじらせ系」。実は私もその一人。

そういう人は、一度頭をスッキリさせる意味でも、目標をできるだけシンプルに、とりあえず1つだけに絞るところから始めるといいかも(自戒を込めて)。今、一番実現させたいことってなんだろう?

Bさんの目標は「外国人の同僚と英語で雑談したい」「英語での電話対応」「英語での謝罪メール」ですが、いろいろとお話伺ってまいりましたら、英語の電話やメールの謝罪が発生するのは今のところ年に1〜2回。必要に迫られているというわけではありません。

最終的に出てきたお言葉は「てっとりばやく英語ができるという風に見せたいの」。なるほど(笑)それなら「しゃべれるところを見せる」のがてっとりばやいよね。読めるとか聞けるとか、見えないし。というわけで、1つめの目標「外国人の同僚と英語で雑談したい」に向かってまずは邁進して行きましょー。なんか楽しくなってきた。

Advice 3
あれこれ考えずに行動すべし

目標のために役立ちそうなことは、深く考えずにどんどんやってみたらいいと思います。一歩踏み出す前に考えない。経験も知識もあると、新しい教材やサービスを前に、「これ、ほんとに効果あるのかなぁ?」「費用対効果どうだろう? ちょっと高くない?」「この試験受けて意味ある?」などなど考えがち。私もですが。でも、いったん考えるのをやめて、やってみる。合わないなと思ったらやめる。ちょっとぐらいお金が無駄になったっていいじゃないですか。

では最後に、「英語できる風にしゃべる」ための具体的な学習法をご紹介いたします。たぶん、Bさんはすでに知ってることだと思いますが、念のためね。

●ドラマのセリフを完コピ

「英語しゃべれる人だ」と思わせる上でけっこう重要なのが「ネイティブっぽさ」です。相槌、イントネーション、声の出し方、話すスピード、表情、そういった要素を磨くだけで「この人、英語ペラペラなんだ……」というイメージを植え付けることが(?!)できます。

実際、スピーキングテストの判定をしている人が「ネイティブっぽいしゃべり方する人に、うっかり基準より高いスコアをつけちゃうことがある(汗)」と言ってました。

ドラマのセリフはぴったりの教材です。登場人物のセリフを繰り返しシャドーイング(セリフを影のように追いかけながら口に出す)しまくって、自分のセリフとして言えるレベルにしてください。

音声と字幕の英語日本語の切り替えがスマホでも簡単にできるので、英語学習目的なら、Netflixがおすすめですが、好きなドラマでやるのが一番です。

●インタビュー音声を完コピ

YoutubeでもPodcastでも市販の英語教材でもいいですが、自分と同じ性別の人物がインタビューに答えている音声を一つ選んで、そらで言えるぐらいまで練習します。

中学生ぐらいのとき、英語の教科書で、「マーティンルーサーキング」のスピーチを暗記して、スピーチ大会とかやりませんでしたか? あんな感じ。完全に、抑揚もスピードも間もコピーして、なりきって話せるくらいに。スピーカーがちょっと言いよどんだりするところもコピーします。スピーチよりもインタビューのほうが、会話なので雑談に近いです。

教材にできそうな例として、エマ・ストーン様が成功のためのルールについて話している動画をご紹介します。

Emma Stone – Top 10 Rules(約13分)
https://www.youtube.com/watch?v=Guo1zaR1gOA

●子どもに英語で話しかける

英語で話す機会を増やすのに使えるのが、自分の子どもへの話しかけです。まさか、同僚にいきなり”Hi, shall we go to lunch today?”なんて言えないですが、子どもに対してなら気兼ねなく。

たとえば「もうテレビ見るのやめて」とか「宿題やったの?」という利用頻度の高い(涙)セリフを英語で言うようにすると、英会話の練習になります。セリフの英訳には「VoiceTra」という音声翻訳アプリが使えます。

もうテレビ見るのやめて→Stop watching TV anymore.
宿題やったの?→Did you do homework?

と翻訳してくれました。

ちなみにVoiceTraには子どもも興味を持つようで、我が息子たちは「俺にもやらして!」といって寄ってきます。アプリに向かって「うんこ」とか言ってますが……小学生男子にありがちの。いずれにせよ子どもの英語教育にもなって一石二鳥。

VoiceTra
http://voicetra.nict.go.jp/

●オンライン英会話

Bさんはすでにオンライン英会話をやっていて、「自分の話せなさが嫌でやめようとしている」ということなのですが、雑談できるようになりたいなら、リアル雑談の練習はやっぱりやったほうがよい気がする。

オンライン英会話が苦手、嫌だなと思う人は、「フリートーク」を選ばずに、学習プランや教材を指定してレッスンを受けるのがおすすめです。フリートークって、相手との相性もあるし、盛り上がらないのが英語力の問題じゃないこともある。その点、教材があれば、気まずい沈黙や何話そうという気疲れもかなり軽減されます。

慣れるまでは「教材あり」を選んで、慣れてきたら雑談にも挑戦して、ぜひ続けてほしいです。最近仕事で、オンライン英会話の会社をいくつか取材する機会があったのですが、担当者が口を揃えて「TOEICのスコアは高いのに話せないという人ほど、効果が出るのが早い」とおっしゃってました。

●スピーキングテストを受ける

スピーキングのテストって緊張するからか、受けた後、いい感じで気分が上がるんです。前職時代、同僚数人でTOEIC Speaking & Writing Testsを受け(させられ)たのですが、終わった後、自分も含めけっこうみんなハイテンションで「あーだったね、こうだったね」って盛り上がりました。ハードだけど、いい試験だと思います。TSSTも受けたことありますが、電話で受験できてラクだし、いい試験です(高いけど!)。

いま受けて、半年後にまた受けて伸びを確認する、という使い方がおすすめです。

TOEIC Speaking & Writing Tests
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw.html

TSST
https://tsst.alc.co.jp/

「英語学習アドバイス」はじめました

私、うら若き乙女のころ(21歳)からおばさん(39歳)になるまでの18年間ものあいだ、英語教材を作る仕事をしてまいりました。ですので、友達に「ねぇ、どうやったら英語できるようになる?」と聞かれたことは数え切れず。

しかし、毎日毎日あまりにもたくさんの英語学習ネタに触れすぎていたためか、山のような情報がブルドーザーのようにガガガと口に向かって押し寄せて、つまってしまって出てこない。何から伝えたらいいのかわからなかったのです。目の前の人に。

しかし、転職して、英語教材を作りまくる仕事からちょっと離れて1年半。最近、英語学習といい感じに距離ができて、頭が整理されたような気がします。

先日、ママ友に「仕事で英語が必要になったから、アドバイスがほしい」と言われ、「あ、なんか今ならアドバイスできるかも、というかしてみたいかも」と思えたので、勝手に、個人的に、英語学習アドバイザーとしてデビューしました! それがけっこう楽しくて、もしかしたらだれかの役に立つかも、と思ったのでママ友Aさんに許可を得て、こちらでご紹介します。

【相談者Aさん】
30代、女性、小学生男子のママ。来年から美術館の学芸員として働くことが決まっている。2020を前に、外国人観光客も美術館を訪れることが予想されるので、対応できるように英語力を上げておきたい。

Aさんが英語を学ぶ目的

  1. 外国人が美術館に来た時にガイドできるようになりたい
  2. 来日した海外の美術館関係者をアテンドできるようになりたい
  3. アートワークショップを英語できるようになりたい
  4. 海外の美術館関係者からの英文メールに対応できるようになりたい

なるほど、状況は理解しました。なんか楽しそう。なんかちょっとうらやましい。さて、どんなアドバイスをすべきか見極めるため、私からAさんにここでいくつか質問をば。

●いまの英語レベルは?
初級。ハワイ旅行は単語とかフレーズ(go straightとかI canとか)で乗り切った。文法は忘れた

●英語学習歴を教えて?
高校生のときにN●VAに通ったが先生が怖くてすぐやめた
アメリカにホームステイ(高校1年、1カ月くらい)
大学卒業後、貧乏旅行でヨーロッパ大陸を横断

●どんな学習方法がいいなと思ってる?
家でオンラインで学ぶなどをイメージしている
本はあんまり好きじゃない
通学はあまりしたくない。時間がない
飽きっぽい

なるほど。ふむ、いい感じで情報が引き出せたのではないでしょうか。さぁ、いよいよ行きますよ、はじめての、英語学習アドバイス〜!

Advice 1
オリジナルの英文フレーズ集を作るべし

Aさんが英語を学ぶ目的の1〜3については、自分が言うセリフはある程度予想がつくはず。たとえば1なら、「常設展はこちらです」「特別展はこちらです」「写真は禁止です」など。2なら、自己紹介、自分の担当業務の紹介など。3は、ワークショップをリードする説明。なので、それらについては、あらかじめフレーズ集を作って覚えてしまうことをおすすめします。手順は以下のようなイメージ。

1.必要になりそうなセリフを日本語で書き出す
2.翻訳アプリを使うか英語ができる人に聞くなどして英訳し、「オリジナル英文フレーズ集」を作る
3.ロールプレイ形式で口に出して練習しておく
4.実際に業務が始まったら、「これ英語でなんて言うんだろう?」と困った経験をするたびにそのセリフを書き留めておき、あとで英訳してフレーズ集に加えていく。

これを繰り返すうちに、自分が言うべきセリフは英語ですらすら言えるようになるはず。手間はかかるけど。

★お役立ちツール★
Google翻訳→言わずと知れた翻訳アプリ
多言語音声翻訳アプリ ボイストラ→31言語に対応している無料の音声認識翻訳アプリ。フレーズの翻訳に使えるだけでなく、スマホに入れておけばガイドやアテンドのときに翻訳機として使える

Advice 2
アウトプットの場をつくるべし

Advice 1の「オリジナル英文フレーズ集」を覚えるのは「インプット」の作業ですが、必ず「アウトプット」の場をつくっておくことが大事。なぜなら、いつ使うかもわからないフレーズは覚える気にならないから。たとえ月に1回でも英語を話す機会をつくっておくことで、「今度使おう」という気持ちがわいて、インプットの効果が上がります。

というわけで、オンライン英会話が手軽でいいかな。レッスン開始時に講師に「私は来年から学芸員として働くから、そこで役立つフレーズを知りたい」とか「アートについて話したい」とか言えば、講師が合わせてくれるはずです。

★お役立ちツール★
オンライン英会話 ネイティブキャンプ→月額5,950円でレッスン受け放題、予約不要
*オンライン英会話はたくさんあって、どれも良さがあるので好みで選べばいいけれど、仕事があるママのように時間の制約が多い人には「予約なしでスキマ時間にすぐレッスンできる」というのが向いていると思うのでネイティブキャンプをチョイスしました。値段も手頃だし。

Advice 3
コンテンツベースド・ラーニングをするべし

Aさんの場合、英語を使うシチュエーションが「美術館に関する業務」とかなりはっきりしている。そんな場合はぜひ、「コンテンツベースド・ラーニング」をおすすめしたい。

コンテンツベースド・ラーニングとは、手短に言うと「自分が興味がある内容(=コンテンツ)の英文や音声を使う」学習方法。内容自体を楽しめるのでやる気が出るし、自分が使う頻度の高い単語やフレーズをどんぴしゃで無駄なく学べるのがいいところ。

Aさんの場合は、美術に関する英語素材を探すことになります。素材は以下の方法でいくらでも見つかるけれど、自分の英語レベルに合うもの、学習に使いやすいものを見つけるのがわりと難しい。素材探し、そして、素材を使ってどう学習すると効果的か、というあたりはアドバイザーの助けがあるといい部分かもしれません。

★英語素材の探し方★
●仕事で受け取った英文メール→仕事で英語を使うなら、これ以上どんぴしゃな教材はない! 難しい内容でもじっくり1カ月くらいかけて丁寧に読み込む
インターネット上の英文記事→美術関連の記事なら、たとえば、art article、art magazine、picasso、japanese paintingなどの単語で検索すると見つかる
Podcast→Podcastのアプリから、同じように英語の単語で検索して、興味を持てる番組を探す
●YouTube→同上。大学のアート関連レクチャーの動画なんかもあるようです
Netflix→Netflixは、音声の日英や字幕のありなしをスマホでも簡単に設定できるから英語の勉強にいい。「日本語音声×英語字幕」「英語音声×英語字幕」「英語音声×字幕なし」などいろいろ選べます。アート関連番組もあるだろうけど、好きな番組が一番!

Advice 4
文法もやってください

「文法は忘れた」と言うAさん。わかります。いろいろ忘れてます、私も。ただ、文法は文章の土台となる部分なので、やはり意識して強化したほうがいいかな。いまさら文法書を読み直すのもツライよねということで思い出したのが、「文法用語を使わずに、文法を身につけることができる」というシリーズ、『タテ×ヨコ』(アルク)。

実はこれは、仕事で紹介記事を書くことがあって中身をよく知ったのですが、いいと思います。本もアプリもあるのでそこは好みで。私は本、かな〜。Aさんにおすすめしたら、アプリをさっそくダウンロードしてました。

★お役立ちツール★
タテ×ヨコ(アプリ)
タテ×ヨコ(本)

Advice 5
英検2級を目指すといいかも

なにか目標があったほうがやる気が出るし、試験対策をする中で文法なども身につくし、なにより自分の英語力の伸びを客観的に把握できるということで、試験をひとつの目標にするのも悪くないと思います。

これもまた、仕事で英検対策本を担当して知ったことですが、英検ってけっこういい。リーディング、ライティング、リスニングの試験に面接がセットになっているので、試験対策が偏らず、結果として総合力が伸びるという印象がありました。

英文のテーマは、TOEICのようにビジネスシーンに特化しておらず、幅広い。日常会話、スポーツ、健康、自然、IT、など読んで「へぇ〜」と思えるようなものも多いです。Aさんは3級はお持ちということだったので、2級をおすすめしました。そう簡単ではないけれど、合格すれば職場でも「英語できます」という証明にできるし。

★英検のウェブサイト★
英検2級の情報と過去問

……というわけで、だいぶ長くなってしまいました。ひとつひとつのAdviceについて、それぞれまだまだ言いたいことはあるわけですが、とりあえず、1時間ほどで、思いついたことを全部伝える方式で1回目を終えました。全部やることはできないと思うけれど、役立ちそうとか面白そうと感じたものからやってみてもらえればと思っています。

この英語学習アドバイスまつりのあとは、Aさん持ち込みのワインでママ友飲み会がスタート。そっちのほうがずっと長くなり、結局夜の10時半まで語り合ってしまいました。楽しかった。

ぴかぴかの1年生

3月に次男が保育園を卒業し、10年にわたる保育園生活が終わりました。すごい解放感。肩の荷がおりて逆に羽が生えてきた気分。

それなのに、4月ぐらいから、朝起きたら「起きるの面倒だなぁ」「このまま寝ていたいなぁ」「会社行くのめんど〜」と思ってしまうようになりました。

ママ友でもある同僚に「どうしてかなぁ〜。今までそんなことなくて、パッと起きられたのに」とランチしながら言ってみたら「保育園への送りがなくなったからじゃないですか?」と。たぶん、それ正解。

今までは、朝、「起きたくなぁい」とか考える時間すらもったいなく、ガバっと飛び起きて、子ども2人を「起きて起きて!」とゆさぶり、洗濯干して、着替えてメイクしてご飯食べさせて、雨でも嵐でもとにかく保育園に連れていく、というミッションがあった。それが、8時過ぎになったら自分で行ってくれるっていうんだから……ちょろいとしか言いようがない。

10年間続けてきた、修行のような「朝の送りと夜のお迎え」という枠が外れたことが、自分にけっこう大きな影響を与えているなと思うこの頃。ひとつのステージが終わったという感じです。時間ができて、やたらと本棚を整理したり、トイレ掃除したり(って今までやってなかったのが問題なのだが)。

そしてプライベートや仕事など自分の人生に関しては、なんだか迷走している、といいますか。たぶん、時間や体力に余裕ができたためだと思います。暇なのかもしれません……。気持ちが。

次男はといえば、4月に入学式を終え、ぴかぴかの1年生になりました。入学してすぐのある日、「今日は学校でなにしたの〜?」と聞けば「今日は紙芝居読んでもらったぁ〜」とニコニコ。はぁ〜、かわいいなぁ。保育園と変わらないじゃないか。

そう、学校に入学したってすぐに勉強や給食がはじまるわけではないのです。はじめの2週間くらいは慣らし運転。「学校探検」したり、紙芝居読んでもらったり、塗り絵したり、体操着に着替える「練習」したり、給食セットを並べる「練習」したり、そんなこんなで過ぎていく。

長男が1年生になったときはそんなことも知らなくて、なにしろ入学式の翌日から給食があるとか思っていたくらいだから(1週間くらいは給食ないから、学童にお弁当持っていく)、それはもう大変でした。

おまけに長男は学童保育に行くのも嫌がって、夏休み前にはストレスでチックが出てしまったり、やたらトイレが近くなってしまったり。これはもう仕事やめるしかないのか、「小学1年生の壁ってこれか〜!」とがっくりうなだれ、目の前が暗くなったりしておりました。

しかし、それから3年。さまざまな苦労(とまわりのご協力)のおかげで週に何回かは在宅ワークに切り替え、学校からのプリントの嵐への対処方法も心得え、先生ともだいぶ顔見知りになっているところで、次男が入学。

今の私は、ぴかぴかの新1年生ぶりを、「まぁかわいい」と目を細めて眺める余裕があるのです。なんという違いだ。次男というものは、すでに先人(長男)が開拓した道を、すたこら歩いていくものなのですね。

私がまだ初々しい小学生ママだったころのブログも、よかったら読んでください↓

インドで買ったおみやげ

インドに行くと決まってから、何人かに旅のアドバイスを求めたのですが、インド愛溢れるMさんにあれこれ相談したとき、「できれば、買ってきて欲しいものがあるんだけど・・・」と言われました。それが、これ(ラインで送ってくれたリンク)。

お茶に垂らすとチャイができるという「スパイスドロップ」と、「アーマラキーのビタミン剤」。ビタミン剤については「できればなんですけど・・・180錠くらいあるとうれしいです」って。180錠!? Mさん、本気!

Mさんによれば「アーマラキーはビタミン含有量が多いフルーツで、抗酸化作用があり、肌にいいし、アンチエイジング効果がある。でも日本ではお高い」。そう聞いたらがぜん、自分も欲しくなって、絶対にこれを手に入れよう!と思っていました。アーユルヴェーダに基づくヘルスケアブランドの「ヒマラヤ」のものが有名なのだそう。

インド人女性に聞くと「ドラッグストアに行けばあるよ!」と教えてくれたので、自由時間ができるやいなやパナジ市内のドラッグストアへ。すると「ヒマラヤ」ブランドの商品があるわあるわ・・・。お値段はお手頃だし、なんだか効きそうな雰囲気だしで、あれもこれも欲しくなって・・・

「Himalaya」ブランドの、石鹸、リップクリーム、フェイスクリーム、フットクリームなどなど。「アンチ・ヘア・フォール」(ダイレクトな商品名!)のシャンプーとオイルは夫へのお土産

買っちゃいました。アーマラキーのビタミン剤はもちろん、他にもどっさり・・・。

お支払いをしているとき、店員さんから「このお店、どうだった? よかった?」と聞かれ、感じのいいお店だったので、”Very good!”と答えたら「上層部に動画を送るから、撮らせて♩」(と言っていたような)。「え? えっと、お店を褒めればいいの?」と聞くと「そうそう」と。そして店の中の適当な場所に立たされ、スマホを私に向けて「ハイ、スタート」。

「えーと、私はジャパンから来たんだけど、お友達にヒマラヤグッズをおみやげに頼まれてて、このお店で見つけられたし、お店はクリーンで、店員さんはvery kindでした」。褒め称えたところ「ありがとう!」と感謝され、任務完了。あの動画はどのように利用されたのだろうか。そもそも利用されたのだろうか。こんな珍妙なやりとりも、旅の思い出。

もう一つのリクエスト、「スパイスドロップ」については、とても興味があったのですが、残念ながら見つけることができずじまいでした。

それからショッピングモールに行って、スパイス屋のおじさんの話に乗せられてチャイ用のマサラ、ジンジャー、シナモンスティック、ゴアカレー、八角、などたんまり買って、さらにスーパーマーケットでチャイのティーバッグを買って、半日のおみやげショッピングは終了。

Caculo Mallというショッピングモールのスパイス屋さん。香りをかがせてもらい、ちょっと味見させてもらったら、すごく美味しかったのでいっぱい買ってしまった
写真真ん中手前のスパイスはカルダモン。もともと高級なスパイスではあるものの、昨年8月に南インドケララ州で起こった大洪水で収穫が減り、今年は例年の価格の2倍近くするとのこと。使い方が難しそうでパスしましたが、鼻にスーッと抜けるようないい香りだった。買えばよかったかな〜

行きはかなり余裕のあったバックパックが、スパイス(重い)、ヘルスケアプロダクツ(重い)、でずっしり肩に食い込むわパンパンだわで、成田空港から自力で持って帰れず、宅急便で家まで送ってしまいました。軟弱バックパッカー。

<パナジ市内でおみやげショッピングしたお店>

Wellness Forever:ドラッグストア。ヒマラヤの商品以外にも、インドらしいヘルスケア商品やスパイスティーなどがあるのでお土産ショッピングにおすすめ。やたらと、髪がリッチになるとか、アンチ・ヘア・フォール系の商品が多くて、インド人も髪が大事なんだなぁなんて思いました。

Himalaya:Himalayaブランドの専門店。アーユルヴェーダ好きには超おすすめ。ドラッグストアで、すぐ近くにHimalaya専門店があるよと教えてもらい、こちらにも立ち寄ってさらに買い足してしまいました。(Manjunath Building, 18Th June Road, Panaji, Panaji, Goa 403001, India)

Caculo Mall:なんてことないショッピングモールなのだが、スーパーマーケットが入っているので、パッケージに入ったティーバッグとかスパイス買いたいときは便利。そして例のスパイス屋さんもこのモールに入っています。モダンなインド風のお洋服屋さんもあって日本で着ても違和感ないなぁって感じでしたが割とお高め。せっかくなら、市場で、安いけど可愛くてインドっぽい服を買いたいかな〜と思いました。

Bombey Bazar:サリーを買ったお店。色とりどりのサリーが壁一面に収納されていて、ちょっと見せてと言ったら最後、次々と出してくれる。サリーと、サリーの中に着る半袖とペチコートで定価で3000円くらいだったか。値切ればもっと安くなるかもしれないが。ピアスとかジャラジャラした腕輪などインド風アクセサリーもあって楽しい。しかし、買ったサリーは正直、持て余している。どうしよう。次男の小学校入学式に着て行こうかな(嘘)。

ゴアはビーチリゾートなので、一番盛り上がっているのはあくまでもビーチエリア。おみやげ屋さんもビーチエリアのほうがいっぱいあると思います。『地球の歩き方 インド』によれば、「ビーチに泊まって、パナジの町には日帰りで訪れる人が多い」んだそう。ただ、私は参加したイベントの会場がパナジだった関係で、パナジに泊まり、ビーチには行く機会がなかった(ダメじゃん!)。ので、次はぜひビーチにも行きたいです。

魚市場。絶対買えないんだけど入ってみたくて。カラフルなサリーを着て魚を売るっていうのがすごい
細い路地にあった路面店。ヒンドゥー教の神様、イエスキリストにマリアさま・・・。ゴアはクリスチャンも多いから、宗派を超えたあらゆる宗教画を売っているようだ

インドでのお仕事

インドではコワーキングに関するイベント(Coworking Unconference Asia 2019)に参加してきました。イベント主催者が作った動画がとてもよくまとまっていて、おまけにゴアの雰囲気もよくわかる素敵な作品なのでよかったらご覧ください。1秒くらい、私も映っております。

このイベントは4日間にわたり、朝から晩まで、レクチャーやディスカッションやネットワーキングのお茶とかランチとかディナーとか。

こちらは、クロージングパーティの写真です。レイス・マゴス・フォートという世界遺産が会場。ドレスコードは「ボリウッド」。ご覧いただけばわかるように、やたらテンション高いイベントなのです。普段からテンションも血圧も低めでおまけに下戸な私は、ジュースとチャイで自家発電しながら乗り切った次第です。

クロージングパーティの記念撮影。私は上から3列めの真ん中あたりに地味に収まってます。
真ん中のキングはDojo Bali(バリのコワーキング・コリビング)のオーナー、マイケル。青いサリーが私です。…仕事です。
サリーは、日本チームの仲間たちと、「ボンベイバザール」で入手。黄色のサリーを試着しているのはTAO HUB(タイのコワーキングスペース)オーナーのモエさん

イベントの会場にはヘナで手に模様を書いてくれるコーナーがあって、この模様をものの5分で書いてくれた。「すごい、どこで習ったの?」と聞いたら笑いながら「こんなの習ってないよ〜」(別に習うほどのことじゃないし)というお答え。え、そんなことはないでしょお?と「お母さんに習ったの?」と食い下がるも「習ってないよ」って。

私が習っていたカリグラフィーで考えると、こんなハイレベルな模様を迷いなく書けるようになるには習わないってことはないし、すごく練習が必要なんだけど、どういうこと!?

そんなわけでイベント期間中は自由時間はなく、インドの風景写真は朝、ホテルからイベント会場に歩いたときものだけだけど、お楽しみください。

ホテルの朝ごはん。白い丸いのは、米粉の蒸しパンなのか、すごく親しみのある味
バニヤンツリー。スピリチュアルなツリーなんだそうだ。垂れ下がっているのは根っこで、地面につくとまた木が生えるそうだ
お店……なのか?
朝の風景
チキン料理屋さん
おばさんと犬
街なかの川
街角
犬……
ミラマールビーチ
夕食に食べた卵カレーと豆スープ

つづく

お腹が弱いけどインドに行ってきた

2月末に初めてインドに行ってきました。インドカレー好き、スパイス好き、ヨガ好き、など、考えてみたらインドが全般的に好きではあったものの、なにしろお腹が弱い。無菌でクリーンな日本にいたってお腹がいたくなる私。海外に行ったら帰りの飛行機でなぜか吐いてしまう私(汚くてすみません)。インドは一生行く機会はないかなぁと思っていた国でした。興味はあれど、どうにもこうにもお腹が心配で。

そこへインド出張のチャーンス到来。お話をよっぽどお断りしようかと思いましたが、一方でこのインド行きを逃したら後悔する気もして。スピリチュアルなお友達に話したら「インドはご縁がなきゃ行けない国だから、行っておいで」って。その気になるじゃないか。

それで、行ってきました。行かせていただきました。西インドのゴア。パナジという町です。かつては欧米人によるドラッグパーティーでその名を轟かせたという、インドでは有名なビーチリゾートです。

ポルトガル領だった影響で建物がヨーロッパ風
パナジ教会。クリスチャンが多い町なのだとか
パナジ教会からの眺め。左の青い建物が観光案内所だけど完全に閉まっておりました。改装中?!
道路の真ん中に大きな木が生えている

結果、なんとお腹は無事でした。奇跡!

行った先がゴアというのんびりしたリゾート地だったことや、ホテルのブッフェなどを主に食べていたからだと思いますが、過ごし方を工夫すれば、お腹が弱くてもインドを楽しめるということがうれしく、大きな発見でした。お腹が弱い人も(しつこい)、ぜひ、注意を払いながらインドの魅力を味わってほしいと切に思います。だって、本当に魅力的な国だったから。

<お腹を下さないための注意点>

●水道水、氷、ナマモノは絶対に絶対に口に入れない。レストランでは、ボトルに入った飲み物かあったかい飲み物(チャイとか)を飲む。生野菜や加熱していなそうな食べ物は絶対に食べない

●シャワーを浴びる時も口を閉じる!(インドに行った人からのアドバイス)

●歯みがきはミネラルウォーターで!(同上)

●外食時は、ホテルのレストランやそこそこ良さそうなレストランを選び、屋台などで食べない(お腹のためを思えば仕方ない)

●滞在中は毎日、「パンラクミン」を飲む(日本旅行医学会推奨の整腸剤。ビオフェルミンみたいなものだけど、消化酵素剤が入っているのが特に良いらしい)

さらに噂で「行く前に飲むと胃腸を守ってくれる薬がある」って聞いたので、近所の内科にいそいそとでかけていって「あのー、インドに行くんですけど。行く前に薬もらうことってできますか?」って聞いてみたのですが看護師さんに却下されました。

「症状がないのに薬出すことはできないですねぇ。インドに行くなら、生水を飲まないで、それからマスクをして予防して」

って、そんな基本的なこと知ってる〜。無駄足に終わりました。いまでも謎です。行く前に飲む予防薬があるのかどうか。

街なかのランドリーに並ぶのは色とりどりのサリー
ローカルマーケット。マンゴーを買ったら激ウマでびっくり

その他にも、「蚊にさされたらやばいんじゃないか?」とか「野良犬に噛まれたら死ぬ」とか考えて予防接種を検討したり(結果としてしなかった)、「タクシーに一人で乗ったら危ないんじゃないか」とかあれこれあれこれ心配はつきず。でもすべて、心配のしすぎだったようです。

蚊は、そもそも、ホテルにも外にもいなかった(老舗のよさそうなホテルだったから。エアビーアンドビーや場所によってはいっぱいいる)。

野良犬はいっぱいいたけど、手を出したりしなければ特に接触の機会はなかった。

タクシーやトゥクトゥクは、空港の周りにはふっかけてくるドライバーが多いけど、空港からホテルまでのタクシーは日本から手配していたから問題がなく、町中にいるドライバーはいたって普通に目的地に連れていってくれた(さすがに夜は一人では乗らなかった)。

蚊よけについては、旅行医学に詳しい人に聞いたのでご紹介します。

<蚊よけ対策>

●蚊取り線香が効く(インドに行った人からのアドバイス)

●蚊よけスプレーは、虫除けの成分がディート30%のもの、もしくはイカリジンがオススメ。

●防虫加工の服も効き目がある(インセクトシールドという会社のストールなど)。

というわけで、時差も3時間半しかないし、2月だったので暑すぎもせず、体調良く過ごせました。

つづく

宿泊した「Mandovi Hotel」近くのレストランからはMandovi川に浮かぶカジノ船が見える

小学生男子の「〇〇を開けたら・・・」

我が家の長男は小学3年生。ようやく小学校に慣れたのか、今では翌日のしたくや宿題を自分でやってくれて助かります。「もう少し手をかけてあげたいな」というか、正確には「もう少し手をかけないとやばいのでは」とは思うのですが、思うばかりで手をかけずに気づけば3年生になっていた。

とはいえ、あまりにほったらかしにすると大変なことになりそうなので、気が向いたときに、いろいろ開けてチェックする。

まず、ランドセル。

金曜日。1週間履いて真っ黒になった上履きが、教科書と一緒にむき出しに入っている。だんだん慣れてきてしまったが。この話を同じく小学生男子の母である友人に話したら「うちもそう。初めは怒っていたけど、夫が『持って帰ってくるだけマシ』って言ってたから、そう考えることにした」と。私もそうしよう。

ランドセルの底に圧縮されたプリント類が溜まっているのはお約束。シワシワのプリントを手で広げながら「●月●日はお弁当持参のこと」「●月●日は授業参観」「●月●日までに〜〜を持たせること」など、忘れると致命傷になる情報だけをさらい出す。

それから、筆箱。鉛筆と消しゴムと赤ペンがちゃんと入っているかなと確認したら鉛筆の削りカスだけが入っていた。

そして鉛筆は、たくさん買って、たくさん入れても、いつの間にか減っていく。という話を同じく小学生男子の母である友人に話したら、「そうそう、うちもそう。増えたり、減ったりするから、もう、鉛筆はクラスメートとの共有財産と考えることにした」と言っていた。私もそうしようと思う。

子どもが喜ぶ1週間の朝ごはんローテーション

保育園児や小学生の親のみなさん、朝ごはんて、何を出しているんでしょう。うちは基本的に毎日、食パンにケチャップ塗って、とろけるチーズを乗っけて焼いた通称「チーズトースト」(そのままだけど)でした。

でも、なんか飽きてきた。子どもも飽きてきたようで、せっかく焼いても残したり。それで、時間がない中でできる、かつ、男子2人に手堅く喜んでもらえるもの、をいろいろ探して数年……

なんとなく「1週間は回せる、朝ごはんのレパートリー」ができました。栄養バランスより「子どものテンションが上がる」重視です。「今日は〇〇だよ!」と朝ごはんメニューで釣って起こせるくらいに。

(1)チーズトースト

飽きたとはいえ美味しいので、相変わらずこれも頻繁に登場させます。説明の必要もないぐらいのド定番。たまに出すと子どもも喜んで食べてくれます。

ちなみに私はノーマルなチーズトーストに飽きてしまったので、パンにオリーブオイルかけた上にチーズ乗せて焼いたり、パンにとろろこんぶ乗っけた上にチーズ乗せて焼いたり、自分の分だけあれこれアレンジしてます。

ところで以前、NHKの「世界の街歩き」という番組でアフリカのセネガルが紹介されていたんですが、朝、道端で売られていた朝ごはんが秀逸で。「マヨネーズ塗って、コショウをかけただけのパン」。

もともとフランス領だったから、パンも美味しいのかもしれませんが、とにかく、超シンプルなんだけどむちゃくちゃうまそうで、マヨネーズがあんまり好きじゃない私もいそいそと試しました。うまいです。そんなわけで、大人のみなさんには、食パン+マヨネーズ+コショウ、のトーストもおすすめです。

(2)ラーメン

朝からラーメン? って思うかもしれませんが、「朝から麺でもいいんだ〜!」と気付いたのは、料理研究家浜内千波さんの朝ごはんの本に麺のメニューが載ってたことがきっかけだったか……。とにかく、料理本からインスピレーションを得ました。

夫が「朝からラーメン? すごいね」とか言ってくるので、「ほら、台湾とか、朝から麺食べるじゃん?」って言い訳のように言ってます。正しいことを証明するために海外の事例を出すおばさん。

でも、予想外に、これが、いい。特に塩ラーメン。普通の、スーパーで売ってる塩ラーメンを、具なしか、キャベツとゆで卵などシンプルな具(というか手抜き)で出すんだけど、作ってると食べたくなって、だいたい自分も食べちゃいます。朝食べる塩ラーメンて、激ウマ。子どもも一玉ペロッと食べます。

ラーメンの麺だけを買ってきて、温かいめんつゆに入れて食べるのもさっぱりして朝食向きです。「澄んだ鶏出汁のスープの名店」を彷彿とさせる味になります。昆布出汁だけど。

(3)ふかしたじゃがいもとバター

これが最近の大ヒット! じゃがいもを圧力鍋で5個くらいふかして、そのままテーブルにドーンと出して、「好きなだけバター使っていいよ!」って叫ぶだけ。

はじめは「何これ? いったい俺にどうしろっていうの?」という顔をしていた長男ですが、「まあまあ、美味しいから食べてみてよ」って、ホクホクのじゃがいもを割ってバターをたっぷり乗せて目の前に置いたらまんまとはまってくれました。

日曜日の昼にも長男からリクエストがあったので、「いいよ〜!(楽だし!)」とじゃがいもをふかしてドーンと出して、バターをドーンと出したら長男が無言で芋を3つぐらい食べながら「俺、芋とお茶があればいい」って。芋とお茶! 渋〜! 

ちなみに次男はじゃがいもが好きじゃないみたいでほとんど食べてくれない。残念。なお、じゃがいもをさつまいもに変えてもまったく同じことが可能です。

なお、このメニューを思いついたきっかけは、子どものころにイギリスのフードコートでよく食べてた「ベイクドポテト」。イギリス人て、これでもかっていうくらいじゃがいもを食べる(30年前の印象だけど)。

ベイクドポテトは超シンプルで、皮付きのでっかいじゃがいも(横長のが多かった)をオーブンでじっくり焼いて、上に切り込み入れたところにとろけるチーズを山盛りにして「とろ〜」って溢れさせる料理。

フードコートにベイクドポテトのバリエーションはいろいろあったけど、一番「なにこれ」って思ったのは「ベイクドポテトのベイクドビーンズがけ」。ベイクドポテトの上からベイクドビーンズ(豆の煮込み)をどろーっとかけたもの。チーズも乗ってたかな。じゃがいもと豆のめくるめくハーモニー。なぜだかイギリス人が愛おしくなってくる。

(4)肉まん

うーん。説明が難しい。簡単すぎて。肉まんをどこかで買ってくる(中村屋のものが好き)→せいろで蒸す。以上。ポイントがあるとすれば「せいろ」か。しまいこんでいたせいろを引っ張り出して使ってみたら、蒸したものが予想以上においしくなってびっくり。ただの肉まんも、ふわふわになるし、蒸してるときから木のいい匂いがする。

蒸す時間は10分くらい、冷凍肉まんだと15-20分くらい。電子レンジでチンよりだいぶ時間はかかるけど、肉まんならやることってそれだけだから、やる価値はあるような。蒸し終わってせいろに入れたままにしておけば、冷めないし、ふわふわのままだから、子どもがなかなか起きてこなくて冷めて固くなるって心配もないのがよいです。

せいろは中華街の「照宝(しょうほう)」というお店で買いました。たいした値段じゃなかったような。1000円くらい? よかったらぜひ。

(5)ごはん+鮭フレーク

「メニュー」と呼べるのか疑問ですが、ごはんに鮭フレークを乗っけて出すだけ。子どもって鮭フレーク大好きなんだな〜って気付いてからたまに出します。納豆とか味噌汁ががあればそりゃ一緒に出してあげたほうがいいよね。

(6)きな粉もち

要は、お餅です。うちは子どもが2人ともきな粉が大好きなで「きな粉もちだよ〜」といって出すと喜んで食べてくれます。

(7)シリアル

言わずもがな。シリアルでございます。

……というわけで、この7パターンを、適当にローテーションしてます。もちろんこれ以外にも、前日の残りだったりソーセージだったり卵焼きだったり果物だったり、違うものを出すことも多いですが、なんとなく、頭の中に「朝ごはんの鉄板メニュー」としてあるのがこの7つ。

こうして書いてきて気づきましたが、私、あらゆる「主食」のバリエーションを出してたんですね。パン→麺→芋→包子→米→もち→シリアル。なんでしょう。主食の世界旅行。

ちなみに、「子どもが確実に喜ぶ」とか「超短時間でできる」という方向性とは少しズレますが、朝ごはんの本で一番印象に残っているのが『わたしのとっておき朝ごはん』(飛田和緒、植松良枝、コウ静子、福田淳子、渡辺麻紀、福田里香、スズキエミ、坂田阿希子 共著)。

いろんな料理家の共著なので、いろんなタイプの朝ごはんが紹介されてます。「サラダのワンプレート」とか、「ご飯におとうふをのっけてそこに熱したごま油をじゅっとかけたどんぶり」なんかがめちゃ美味しそうな写真とともに紹介されており「朝からこんな素敵なもの食べるっていう人生の選択肢あったか〜!」と、朝ごはんに対する固定観念を外してくれました。

レシピ通りに作らなくても、写真をパラパラ見てるだけで、「朝ごはんにこういう方向性もあるんだな〜」と、新しいアイデアを与えてくれる感じ。実は図書館で借りただけなんだけど、自分用に買っておこうかな〜。

“ウェルカムバード”、完成

前の記事で、制作工程をご紹介した、友達のアトリエ用のWelcome Bird(鳥二羽とスパンコールのミニ・ウェルカムボード)が完成しました。天気がよかったので窓辺で撮影。木のフレームに入れて、木のミニイーゼルに乗っけてます。

以前、私のminneのサイトを見た知人から「写真がきれいですねぇ。どうやって撮ってるんですか?私、ブログやってるんですけど写真苦手なんですよ〜」と言われたのですが、こんな感じで撮ってます。

*カメラはCanonのG7X
*天気の良い日の午前中に
*出窓の白い板の上に置いて撮る(自然光&白い板は光を反射)
*観葉植物(会社で捨てられそうになっていたのを救出)を背景に入れる
*リネンのカーテンで(汚れた)窓やお隣さんちをぼかす
*Macの「プレビュー」アプリで開いて「ツール」の「カラーを調整」で、適当に調整して明るくする

minneの会員サイトでは「作品の魅力が伝わる写真の撮り方」なんかも紹介されていて、とってもわかりやすい。至れりつくせり。物撮りの勉強になりました。

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★ミンネのギャラリー Rin’s Works
https://minne.com/@m-nishikawa

★インスタグラム rinsworks
https://www.instagram.com/rinsworks/

久しぶりにカリグラフィー

久しぶりにカリグラフィー作品を書きました。ウェルカムボードなのですが、結婚式用ではなく、友達のクリニカルアート教室のアトリエ入り口に飾るためのものです。 Welcomeの文字の上下に二羽の鳥を書くので、自分で勝手に「ウェルカムバード」という作品名をつけてます。

友達がすでにお金を払ってくれていたので(!)「早く書かなきゃ〜」と思いつつ、創作の神様が降りてこなかったのでなかなか書けず(言い訳)ようやく書けてホッとした。

カリグラフィーは水彩画や油絵などと違って、一発勝負。書くのは一瞬ですが、納得いくものを書くために何枚も何枚も書くことになります。「ここのラインはきれいに書けたのにここがゆがんじゃった!」「文字の形はよかったのに文字と文字の間が均一になってない!」というような小さな失敗作を何枚も書いた末にようやく「これならOK」という1枚に到達する。

カリグラフィーは「西洋書道」と和訳されまして、日本の書道は筆、カリグラフィーはペンなので一見別物ですが、書くプロセスがやっぱり「書道」だなと感じます。子どもの頃に通ったお習字教室で「今日の1枚」が書けるまで何枚も何枚も書いて、最後に先生に赤い墨で丸を書いて合格をもらったことを思い出す。

納得できるものが書けたら、こんな感じで額の配置を考えて・・

シルバーのインクでドットを散らし、最後にスパンコールを貼り付けて完成させます。今回はスパンコールの配置にも頭を悩ませました。このスパンコールはイギリスで買ったアンティークで、透明なもの、メタリックなもの、丸、立体的な丸、楕円形、ちょうちょ、花、などあらゆる種類が混ざっています。とはいえ、面白い形を入れると主張が強すぎる気がしていつもは丸だけを使うのですが今回は、右上のピンクだけ、穴の空いた楕円形のようなものにしたら、依頼主の友人の、ちょっと宇宙っぽいイメージにピタッとハマった気がしました。こういう瞬間が、作品作りの楽しさだと思う。喜んでくれるとよいなと思いつつ、現在、作品乾かし中。額装したらあらためてアップします。

最後にちょこっと宣伝をば・・・。少し前から、ミンネでカリグラフィー作品の販売を始めました。ご出産祝いのお名前を書いたカリグラフィー「NAMAEDORI」と「NAMAEGAO」、喜んで書かせていただきますのでよかったらお声がけください^^)この「ウェルカムバード」は、ミンネに掲載のものはsoldoutですが(同じ額がもうないので)、別の額でよければお作りできます。その他、ご結婚式用のウェルカムボードのご注文もお受けしてます。カリグラフィーをやってみたい、習ってみたい、という人からのご相談もお気軽にどうぞ〜。私が通った学校やお薦めの書籍、スクールなどもおいおい記事にしますね。

*連絡先:mcknskw●gmail.com
●を@に変えてお送りください。

★ミンネのギャラリー Rin’s Works
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