卒園式を終えた長男が、保育園に通うのもあと3日、という3月末の朝。
朝食に出されたホットケーキを前に、うなり、しぶり、顔をしかめ、しまいには椅子から降りて床に座り込み絶望の構えを見せる長男。
私は心に湧き上がるめんどうくささが口から溢れそうになるのを精一杯こらえて、「口で言わなきゃわからないよ」「言ってごらん、絶対怒らないから」などなだめすかしました。そして数分が経過。
ついに長男の口から絞り出すように漏れ聞こえてきたのはーーーー
「バターと・・・」
「シロップが・・・」
「足りなかった・・・」
朝から意味不明なメロドラマに付き合わされました。