月別アーカイブ: 2015年12月

「渋い」の定義

151218_soba夫はわりとよく飲み会に行く。夫不在の日の夕食は、自分の分はだいたい手抜き。パンとかお餅とか、豆とか、ホットケーキとか、夕食とは言えないようなものを好き勝手、適当に食べる。これがなかなかいい息抜きになるんだな。一人暮らしのときの夕食みたいな感じかな。だから毎日ちゃーんと帰って来られたら、気詰まりかもね。

先日は、自分だけインスタントのそばをズズーっとやりながら「たまにはそばもおいしいねぇ」などと言っていた。すると、それを受けて長男が「そばって渋い」と言う。

「渋いって、日本でかっこいい、ってこと」

なるほど、そうかも。

さらに言うには、

「アメリカでは新しいものがかっこいい」

おいおい、アメリカに行ったこともないのに、なんかそれらしいこと言うじゃないか〜。

ちなみに私もアメリカに行ったことがないが、たぶん、そうなんじゃないかと思う。アメリカでは新しいものがかっこいい。ニューヨークとか、ハリウッドとかね。そんな感じなんじゃないの?

そういえばみなさん、メリークリスマス!アメリカの話が出たついでにとりあえず。今日はイブですものね。23日をイブイブとかいう呼び方はすんごいバカみたいな気がします。でもクリスチャンでもないのにクリスマスパーティやってる自分が言っても、そこつっこまれて終わりですね。失礼しました。

猫に好かれない人

151121_neko 151121_neko 1次男は、いかにも猫が嫌がる動きをする。急に猫との距離を縮めたり、顔を覗き込んだり、手を伸ばしたり、近くでジャンプしたり、奇声を発したり。

ハルを連れて実家に帰ると、老猫パッチーは明らかにストレスを感じ、バリバリッと爪を研いだり、シャーッと威嚇したり、身を細くして一気に加速しながら走り去ったりする。

だが嫌われている当の本人は「パッチの猫、見に行こ〜」と私をやたらと誘ってくるのである。この能天気な感じ。鈍感力。うらやましいよ、と、猫に好かれるタイプの私は思うのです。長男も猫に好かれるタイプです。

夫は猫嫌いなタイプです。猫好きなのにうっかり猫嫌いと結婚してしまいました。猫と暮らせない人生。何もかもは手に入らない。そういうことでしょうか・・・。

正直に生きるのだ

151126_shoujiki151126_shoujiki 1151126_shoujiki 2151126_shoujiki 3長男にラーメンを出し、替え玉を入れてあげたら、どんぶりを見つめたまま、おもむろに持論を展開しはじめた。

「おうちでもそとでも、ラーメン食べたら、おいしいかまずいか正直に言うよ」

「ラーメンが好きだから」

「それがエライ人」

その心意気をためそうと「じゃあ、友達のお店だったら?それでまずかったらどうする?」と言うと「正直に言うよ」と。

じゃあ、正直にまずいって言って、友達が泣いちゃったらどうするのかと聞いてみたら、わたしを白けたまなざしでチラっと見てから

「泣かないっしょ」

もし自分の作るラーメンの味に迷っている方がいらっしゃったら、呼んでいただければ、正直な長男を連れて食べに伺います。でも、どうか泣かないでください。

※イラストの紫の線は長男が書いたもの