長男に「みっちゃんなんの仕事?」と聞かれたので、わかりやすく説明しようと考えをめぐらせた一瞬で、パンツのゴムの話に変えられてしまった。そう、これからのグローバル社会では、言いよどんだら負け。がんばれわたし。
つくばの実家に二人を連れて遊びにいったとき、ジブリの『思い出のマーニー』のDVDを見せてもらった。このストーリーのきもは、主人公「あんな」と「マーニー」の関係だ。偶然に会った二人のようだったが、さまざまな会話の中で少しずつ過去が解き明かされ、二人のつながりが明らかになっていく。この、重要な会話にかぶせるように、「は〜やく〜こ〜い〜に〜え〜さ〜や〜り〜に〜い〜き〜た〜い〜!!!」と叫ぶ人がいる。一度ならず、二度、三度。見かねた母が食堂に引っ張っていき、バタンとドアが閉められて、最後まで見ることができたのは幸いだった。
「鯉に餌をやる」はつくばに行った時の恒例イベント。場所は松見公園。ここの鯉は、私が知る限り、日本でいちばん立派である。野蛮とも言える。
大きな池が真ん中にある公園で、
餌をあげると、
あっというまに鯉のじゅうたんできあがり。
カップルなんかも「すご〜い!」とか言って写真を撮っています。ときどきカメも泳いでいます。間違いなく、つくばの名所ですよ。ぜひ行ってみてください。鯉の餌は1袋50円です。
保育園で、子供たちの絵が飾られていたので「上手だねぇ」と眺めていたら、長男が大きな声で「うちではもっといい色鉛筆使ってるから、もっと上手にかけるんだよね」と一言。家で私が「やっぱりいい色鉛筆使うとどんな絵を描いてもうまく見えるんだね〜!」などと言っていたからなのだが、家だから言ったんだよ、あなた。
「いい色鉛筆」っていっても、おばあちゃんがくれたもので、お値段は知らなかったのだが、今調べたらとんでもなく高かった。12色で4千円・・・
でもやっぱり、いい色鉛筆は配色ももともと考えられていて、発色もいいので、絵がうまく見えるのは事実。たとえばこれは、長男が黒で線を描き、そこに私と長男で模様を入れただけのものだが、なんとなく作品風に見えないか?
おすすめするには高すぎるという事実に驚愕しているのだが、「お祝いなにがいい?」なんてありがたい申し出があった際に「この色鉛筆ほしい」っていうにはいいかもしれないので一応、ご紹介しておきますが「LYRA Groove Triple1」というドイツ製の、ちょっと太い色鉛筆です。色鉛筆自体の見た目もかわいくて、水彩絵の具にもなる。12色の中に、金と銀も入っているのが、絵をゴージャスに見せてくれるひとつの要因かなと思います。
http://www.desklabo.net/product/1109から写真を拝借↓
きっかけは、7月某日、保育園のママ友のFacebookへの投稿だった。
「ランドセルを見に来たら、すごい行列・・・」
投稿された写真を見ると、銀座の小綺麗なストリートに、子供と親が入り乱れた長い長い行列。
「どういうこと?・・・」
確かに長男は来年の4月に小学生になるので、ランドセルは買う必要があるだろう。でもなぜ、なぜこの7月にいきなり、長い行列?
聞いてみれば、ランドセルメーカーは毎年6月に新作発表をするので、知っている人たちはそれを待ち受けて、発表されるやいなや店舗に見に行って、人気モデルが売り切れになる前に注文するのだそうだ。こじんまりしたお店は入場制限をしているのだという。
そんな話を聞いていたらすっかり気分が舞い上がってしまい、2〜3日のうちに、ランドセルメーカーにやたら詳しくなってしまった。鞄工房山本。土屋鞄。中村鞄。黒川鞄。
舞い上がったついでに、売り切れを恐れるあまり注文までしてしまったため、私のランドセル・フィーバーははじまって1週間で幕を閉じた。3年前、ランドセル選びで悩むママ達の会話を電車で小耳にはさみ「ふん」と思った自分が3年後、だれよりも焦っているというこの情けなさ。まだフィーバー渦中の方、よきランドセルを入手できますことを心よりお祈りいたします。
ちなみに注文したのは「黒川鞄」の、一番シンプルかつ一番お手頃なもの。職場のママ友から「富山のブランド」と聞いて、「うむ、我が家はもう”黒川鞄”でいくしかないな」と。富山の鞄工房だから、「吹雪の中を通学することを想定しており、雪にも雨にも強い!」というのがうたい文句で、この温暖な川崎でそれがどれだけ役立つかは不明だが、写真を見てピンと来たので、現物を見ることもなくネットで注文してしまいました。
いやはや。世の中にはまか不思議な世界がいろいろとあるものですな。
*2017年追記
子どもは現在2年生。黒川鞄の「シボ牛革ベーシック黒」はかなり乱暴に扱われていますが傷がつくこともなく丈夫です。ただ、買ってから思ったのは「本革は、重い!」教科書入れて、夏は水筒なんかも入れて、ずっしり。華奢な子なら辛いかもなぁ。と、思いました。ランドセル熱が冷めてみたら、ヨーカドーにあるような、軽い素材の革じゃないのでもよかったかも、なんて。重さはけっこう重要な要素でした。参考になれば幸いです。
勤め先の近くに、すごくおしゃれなパン屋さんがあり、そこで昼にプレーンベーグルを買った。夜、保育園から二人をピックアップして家に帰り「これお昼の残りのパン」と鞄から出すと、さっそく次男が「ちょうだい」と手を伸ばす。「ちょっとかたいし、味ついてないよ」と渡したが、次男はもっちりした皮を食いちぎり、むしゃむしゃむしゃむしゃ、気づけば完食していた。いや〜、子供でも、おいしいパン(高いパン)はわかるんだなぁと感心したが、当然、夕食は入らなくなり、「まあいいか、いいパンだから、栄養もあるだろう」と私は納得していたのだが、長男は許さなかった。
「ちょっと〜こんなことするなんて親失格じゃないの?」
ついに、自分の子に親失格の烙印いただきました。こんなことで?!