夫婦の家事分担。私がこの問題にもっとも真剣に取り組んだのは、次男が生まれてからの「暗黒の2年間」でした。次男が生まれると同時に、夫がめちゃくちゃ忙しい職場に出向。毎日残業。帰りは早くて夜10時。普通で11時。繁忙期は夜中の2時。飲みに行ったら明け方4時(怒)。頻繁に出張。週末は廃人。
オイ、コラ!!!
家事・育児は当然のごとくこちらにどさどさどさ〜っと降りかかり、もう毎日、疲労と怒りで手がプルプル。なんとか、なんとかしなくては!なんとか、深夜帰りの、顔を合わせることのない夫に、家事を分担させる方法を編み出さなくては!!!!
試行錯誤の末、ひとつのコツを発見をしました。それは・・・
「やり忘れようがない部分」を夫の担当にするべし
たとえば、「洗濯」なら、洗濯にまつわる作業をいちど分解してみる。
洗濯機を回す
洗濯物を干す
洗濯物をしまう
どの部分なら、やり忘れる可能性が低く、「夫に無理なく外注」できそうか、検討するというイメージです。
結果、洗濯に関して、わが家の夫の担当は、「洗濯物を干す」になりました。
私が洗濯機を回し、脱水まで終わった洗濯物を、玄関に置いておく(通り道の真ん中にドカンと!)→深夜に帰宅した夫が部屋干しして、朝には乾いている。
もう干すばかり、という濡れた状態でドカンと置いてあれば、見落としようがないし、放置するわけにもいかない、という仕組みです。
台所の洗い物に関しても同じように、「洗い物」にまつわる作業を分解して検討し、夫の担当は「食洗機にセットする」にしました。私が食卓を片付けて、流しに汚れた食器を下げておく→深夜に帰宅した夫が食洗機にセットして、朝にはきれいになっている。
流しが汚れた食器でいっぱいになっていれば一目瞭然だし、食洗機にセットするだけならそんなに時間がかからない。
そのようなわけで、夫が出向中の2年間は、この家事分担で、なんとか、なんとか、私の許容範囲のギリギリをいつも少し超えているようなピリピリプルプルした状態で、乗り切りました。
「洗濯を干す」「食器を食洗機にセットする」、量的にはたいしたことありません。でも、「これは夫の仕事」と決めてから、私にとって終わりのなかった家事が一応「ここまで」と線引きできるようになり、少し楽になりました。