月別アーカイブ: 2015年3月

「暗黒の2年間」に編み出した、夫婦の家事分担

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夫婦の家事分担。私がこの問題にもっとも真剣に取り組んだのは、次男が生まれてからの「暗黒の2年間」でした。次男が生まれると同時に、夫がめちゃくちゃ忙しい職場に出向。毎日残業。帰りは早くて夜10時。普通で11時。繁忙期は夜中の2時。飲みに行ったら明け方4時(怒)。頻繁に出張。週末は廃人。

オイ、コラ!!!

家事・育児は当然のごとくこちらにどさどさどさ〜っと降りかかり、もう毎日、疲労と怒りで手がプルプル。なんとか、なんとかしなくては!なんとか、深夜帰りの、顔を合わせることのない夫に、家事を分担させる方法を編み出さなくては!!!!

試行錯誤の末、ひとつのコツを発見をしました。それは・・・

「やり忘れようがない部分」を夫の担当にするべし

たとえば、「洗濯」なら、洗濯にまつわる作業をいちど分解してみる。

洗濯機を回す

洗濯物を干す

洗濯物をしまう

どの部分なら、やり忘れる可能性が低く、「夫に無理なく外注」できそうか、検討するというイメージです。

結果、洗濯に関して、わが家の夫の担当は、「洗濯物を干す」になりました。

私が洗濯機を回し、脱水まで終わった洗濯物を、玄関に置いておく(通り道の真ん中にドカンと!)→深夜に帰宅した夫が部屋干しして、朝には乾いている。

もう干すばかり、という濡れた状態でドカンと置いてあれば、見落としようがないし、放置するわけにもいかない、という仕組みです。

台所の洗い物に関しても同じように、「洗い物」にまつわる作業を分解して検討し、夫の担当は「食洗機にセットする」にしました。私が食卓を片付けて、流しに汚れた食器を下げておく→深夜に帰宅した夫が食洗機にセットして、朝にはきれいになっている。

流しが汚れた食器でいっぱいになっていれば一目瞭然だし、食洗機にセットするだけならそんなに時間がかからない。

そのようなわけで、夫が出向中の2年間は、この家事分担で、なんとか、なんとか、私の許容範囲のギリギリをいつも少し超えているようなピリピリプルプルした状態で、乗り切りました。

「洗濯を干す」「食器を食洗機にセットする」、量的にはたいしたことありません。でも、「これは夫の仕事」と決めてから、私にとって終わりのなかった家事が一応「ここまで」と線引きできるようになり、少し楽になりました。

旦那様の深夜帰りが多くて、なかなか家事を分担できていない、というご家庭があれば、よかったら、お試しください。


俺が春を好きなわけ

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朝、家から出ると、ふわぁ〜っと爽やかな陽気で、「わぁ〜気持ちいい!秋みたい!」と私が言うと、「春だよ」と長男からすかさず訂正が入る。

「まあ、春だけど、春と秋って似てるから」と私が言うと、「どっちが好き?」と聞くので、「私は秋かなぁ」と答えたところ、「俺は春のほうが好き。やさしい名前だから」と言うのである。 

みなさま、春の陽気の中、どうかよい週末をお過ごしください。

ポジティブ口封じの術

我が家の長男と同い年の女子、5歳のKちゃんが、最近、口封じの術を身につけたそうな。
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ママが切れそうな気配を察すると、切れる寸前に叫ぶ。

「ママ!Kちゃん、ママのこと、だあいすきっ!!!!」

「ママ、だいすき」と言っている子供に「うるさぁい!」とはなかなか言えない。痛いところをつかれたママである私の友人は、ぶち切れ用にゆがんだ顔で、「マ、マ、ママも、Kちゃんのことだいすきだ、お」となんとか口を動かし、怒りを飲み込むということである。

小1男子のテスト回答

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私は、演劇なんて学校行事で観に行った「アンネの日記」ぐらいしか知らない地方の高校生でした。それが、大学に入って、付き合いで観た友達の小劇団の舞台に「クラクラ〜」っとしてしまい、それから2年間ほどその劇団の「制作」というマネージャーと雑用係みたいなことをやっていました。そのとき、演劇の世界をいろいろ教えてくれた制作仲間であり役者でもあった友達が、いまではお互い、男子二人の母。たまに、池袋や青山や三茶でお芝居を観てはちょっとお茶して、男子の意味不明さを分かち合っています。

彼女のほうが母として先輩なので、すでに上の子は小学生。彼のテストの回答が、とてもいい。「笹の葉」「獅子舞」なんてことばを選んでくる小学生らしからぬ風流さ、口に出して読んだときの軽快なリズム、そして全体に漂う脱力感。

「さ、ではじまることばを書きましょう」というごくごくシンプルな出題に対して、ムダにハイクオリティーなこの回答。これぞ粋ですな。男子はなにかとムダが多いのです。それがよさなのです。たぶん。

この道路はだれが作ったか?

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長男Hくん(2歳男子)が、道を歩いていてこんなことを聞いてきた、と友達が話してくれました。なんて知的。面白い。

こういう推論の方法について、大学か高校か、とにかくどこかで習ったよなぁ・・・と気になって調べてみたら、これは「演繹法」のようです。えんえきほう。聞き覚えはある。Wikipediaによれば、演繹法とは、

「一般的・普遍的な前提から、より個別的・特殊的な結論を得る論理的推論の方法」

「演繹の導出関係は前提を認めるなら絶対的、必然的に正しい。したがって実際上は、前提が間違っていたり適切でない前提が用いられれば、誤った結論が導き出されることがある。」

たとえば、こんな感じで使えるようです。

大前提「人は必ず死ぬ」→小前提「ソクラテスは人である」→結論「ソクラテスは必ず死ぬ

だとすると、今回のHくんの推論、

大前提「この道路は人間が作った」→小前提「ママは人間である」→結論「この道路はママが作った

は、前提が間違っていないのに、間違った結論が導きだされるのがなぜなのか、不思議な気がするのです。だれか、わかりやすく教えてください。

次男がいろんなプレイをしかけてくる

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階段のほうから、か細い声が聞こえてくる。

「たすけてぇ〜・・・」

「おちちゃったぁ〜・・・」

見に行ってみると、階段の真ん中で、しなっと倒れたままこちらに流し目を送ってくる次男の姿がありました。明らかに、無傷、痛くもかゆくもなさそう。しかし。

「なぐさめのプレイ」をここまでお膳立てされると、こちらもそこに乗っかって突き進むしかない。

私:「かわいそぉ〜ころんじゃったの?痛かったでしょぉおおお?」

次男:「うん、ころんじゃったのぉ〜、痛かったぁ〜」

またあるときは、唐突に子猫プレイ。

朝、保育園で支度をしていると「ニャァン、ニャァ〜ン♪」といいながら、私のスカートに顔をうずめる。夜、家でくつろいでいると「ニャーン」「ニャァ〜ン」といってまとわりついてくる。

子猫のような態度で甘える人、はいるとしても、子猫のような態度に「ニャーン♪」「ニャァン♪」っていう鳴きマネつきで甘える人、は珍しいのでは・・・

なにかと小技を繰り出してくる、「小技のデパート」ハルです。

子供だからってだれにでも手を振ると思うなよ

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弟の誕生で、いつも我慢を強いられている長男をたまには喜ばせてあげようと、まだ赤ちゃんだった次男を連れて、がんばって家族で水族館に行った帰り、隣にあった観覧車に乗りました。

降りてから、なんとなくうきうきした気分になり「ほら、乗ってる人に、手、振ってごらん」と長男に提案すると、「でも・・・知らない人だよ?」と冷静なお返事。

子供だからって、「わぁ〜、おーい、やっほ〜!!」とか言ってだれにでもニコニコ手を振るなんてイメージしちゃだめなんですな。子供にも大人にも同じように個性ってもんがあるわけです。ちなみに次男は、自ら進んで観覧車に手を振るタイプです。

「月見の温泉」と雛形あきこ

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テレビをつけたときに旅番組がやっていると、けっこう地味でもなぜかしばらくそのまま見ていることが多い長男。旅が好きなのかい?

とある旅番組で、雛形あきこと若いタレントが温泉につかっているのを、しばらく眺めてポツリ。ボソリ。「たかちゃん、こんな幸せな場所あるって知らなかった」

桃源郷。美女と温泉。5歳男子にもわかる幸せのかたちであります。

ナス食べな

140627_eggplant「ナスまずいから食べたくない」という長男に「ゴーヤはもっとまずいんだからナスはマシなんだ、だから食え」という論理展開でナスを勧める夫。いったい、ゴーヤはどうやって食べさせるつもりなのだろうか。

 

夕食のメニュー

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「チキンステーキ」というのは、鶏もも肉をそのまんまフライパンで焼いて塩を振っただけのもの。しかし長男が鶏肉好きなので「チキンステーキ」と称してよく作る。これと味噌汁を組み合わせれば、肉も野菜も摂取できるすばらしいディナーの完成だ。保育園から帰って、さー焼こうかな〜というタイミングで「チキンステーキでいい?」と聞いてみたら、上げて落とすようなご返答。まったくやってられない。ぜんぜん食べたくないけどね、って言われても、ほかの候補もないんだけどね。